大阪・関西万博で注目！住友ベークライトの未来を見据えた鮮度保持技術

2025年6月27日、大阪・関西万博「フューチャーライフビレッジ」で開かれた「フューチャーライフエクスペリエンス」ステージに、住友ベークライト株式会社が参加しました。このイベントは、食品パッケージ材を通じて食の未来に貢献する企業として、鮮度保持包装の重要性を多くの人々に伝える貴重な機会となりました。

発表テーマとその背景

住友ベークライトは、「見えない力食の未来をつつむ」というテーマのもと、食品パッケージ材の可能性を広く紹介しました。彼らの理念は、単に食品を包むだけでなく、商品の鮮度を保持することに重きを置いています。新技術を駆使し、今後も私たちの食文化に貢献していく考えです。

参加型体験を通じての知識の共有

ステージ上では、来場者がさまざまな食品に触れながら、「鮮度保持」の重要性を学べる参加型体験が提供されました。青果物や精肉を実際に手に取ることで、新鮮さや劣化の仕組みを理解しやすい形で伝えていました。

また、来場者は動画やクイズ形式で体験しながら、パッケージ材およびその機能についての理解を深めました。その中には、住友ベークライトの青果物向けの「鮮度保持フィルムＰ-プラス」と、精肉向けの「スキンパックおいしさスキン®」があり、これらがどれほど食品の鮮度保持に貢献しているかが強調されました。

鮮度保持フィルムＰ-プラスの特長

青果物向けの「鮮度保持フィルムＰ-プラス」は、収穫後も呼吸を続ける青果物のために設計されています。このフィルムは微細孔を持ち、パッケージ内の青果物の呼吸量を調整。これにより、青果物は「冬眠状態」となり、長期間の鮮度を保持できます。最適な酸素透過量が設定されており、野菜や果実、さらにはカット野菜まで幅広く対応することで、フードロスを削減する力を持っています。

精肉向け「スキンパックおいしさスキン®」の魅力

お肉の鮮度を保持するための技術として、住友ベークライトが開発した「スキンパックおいしさスキン®」は、酸素を遮断する特殊フィルムを使用しており、肉の色を保ちながら、鮮度を維持します。肉は本来、紫がかった赤色ですが、この技術によって肉が赤く美しく見え、さらにその鮮度も長持ちします。このフィルムにより、肉質や風味を保つことができ、より良い状態で消費者に届けられるよう努めています。

食の未来を支える鮮度保持技術

鮮度保持技術は、ただ食品のおいしさを維持するだけでなく、社会全体へも多くの恩恵をもたらします。フードロスの減少や、より多くの地域の食品を楽しむ機会の提供、効率的な食品流通の実現により、私たちの生活や働き方に新しい価値をもたらします。住友ベークライトは、これらの技術を通じて持続可能な社会の構築に寄与し、進化する食文化を支える重要な役割を担うことを目指しています。今後も彼らの鮮度保持技術から目が離せません。