SHEINが発表した「2025年グローバル・サーキュラリティ調査」の結果
ファッションとライフスタイルの世界的ブランドであるSHEINが、2025年に向けて行った「2025年グローバル・サーキュラリティ調査」が発表されました。この調査では、日本をはじめとする21エリア、15,461人を対象に、衣料品購入の実態やサステナビリティに関する意識についてのデータが集められました。特に興味深いのは、日本と世界の消費者による「実用性」に対する重視度合いです。
実用性重視の傾向
調査結果によれば、オンラインでの衣料品購入時に消費者が最も重視するのは「適切な価格」であり、71.6%が「常に考慮している」と回答しました。続く要素には「自分に合うサイズ(66.7%)」や「パーソナルスタイルの反映(58.1%)」が含まれています。これに対し、日本の消費者も同様の傾向を示しており、特にサイズ設定(90.5%)、価格(87.9%)、ライフスタイルへの適合性(80.9%)が重視されていることが分かりました。
衣類の利用実態
衣類の利用状況についても興味深い結果が見られました。調査対象の日本の回答者では、購入した衣料品の約38.8%が50回以上着用されると回答しており、日常的に繰り返し利用されていることが伺えます。さらに、「フィット感」や「着心地」が衣類を長く手元に残す決め手になっていることが強く現れています。
日本と世界の購入傾向の違い
興味深い点として、日本の消費者は衣料品の購入量が全体的に少ないという結果がある。日本では85%が年間30着未満、さらに70.7%が20着未満と、世界平均よりも抑えられています。この傾向は、環境への配慮やサステナビリティの意識が高まる中で、より選り好みされた消費が行われている反映とも言えるでしょう。
サステナビリティの認識に地域差
サステナブルファッションについて、日本の消費者は「環境配慮素材」が最も重要であると回答しており(50.8%)、世界のデータでは「耐久性」といった特徴が多く挙げられています。これにより、地域による価値観の違いが浮き彫りになっています。
衣類リサイクルの参加促進に求められる条件
衣類の補修実施率については、日本は24.7%と低く、世界平均の61.8%に対して大きな差が見られます。補修に対するハードルとして、スキルの不足やアクセスの悪さが課題として挙げられました。また、リサイクルを行うための条件として、日本の消費者は「利便性」と「特典」を重視し、多くの支持を得るためには、それらのニーズに応える必要があるとされています。
古着交換キャンペーン「#SHEIN Again」
これらの調査結果に基づき、SHEINは新たな古着交換・寄付キャンペーン「#SHEIN Again」を実施します。2026年4月1日から4月7日まで、東京・原宿の「SHEIN TOKYO」で開催され、古着を持ち込むことで新しい商品と交換できます。このプログラムはすでに多くの参加者を集め、地元コミュニティをサポートすることを目指しています。
結論
SHEINは、調査結果をもとに、日本の消費者に応える形で実用的でありながら環境にも配慮した取り組みを進めています。ファッション業界においても、持続可能な選択がますます重要視される時代に突入しています。サステナブルファッションの普及に向けて、私たちも意識していく必要があるでしょう。