株式会社FUNEEが『digdig』に社名変更、持続可能なファッションを実現する新たなスタンダード

株式会社FUNEEが『digdig』に社名変更

ファッションフリマアプリ『digdig』を運営する株式会社FUNEEが、2025年6月20日付で社名を「株式会社digdig」に変更します。この変更は、同社の具体的なミッションである「オシャレを持続可能にするインフラの構築」に基づいています。このたびの社名変更は、企業イメージの明確化と事業成長の加速を目指したもので、8月7日に正式に発表される運びとなりました。

社名変更の背景

このたびの社名変更に至った背景には、『digdig』を通じてファッションリユース市場での存在感を高めたいという思いがあります。日本国内におけるファッションリユース市場は急成長しており、2023年には約1兆円、2026年には1.5兆円規模に達すると予測されています。しかし、この成長の裏には「捨てられる衣類の問題」が潜んでいます。多くの家庭で不要になった衣類が、実際には手放されずに廃棄されるケースが多々見られます。

ユーザーのリアルな声

『digdig』のプラットフォームを利用しているユーザーからは以下のような声があります。

- 「出品の撮影がとにかく大変。1着でも大変なのに10着は無理」
- 「古着買取は手軽だけど、価格に納得がいかないこともある」
- 「どのサイズで発送するか調べるのが面倒」

これらの声からもわかる通り、「出品の手間」と「価格への不満」が、リユース市場のさらなる成長を妨げているのが現状です。

手間を省いた選択肢『digdig』

『digdig』は、ユーザーが感じる「面倒くさい」や「安すぎる」といった課題を解消することを目的に開発されたアプリです。2024年8月にアプリがリリースされた後、わずか3ヶ月で10万ダウンロードを達成し、SNSフォロワー数も100万人を超える急成長を遂げています。

このアプリの特徴は、専用の出品キットを利用し、洋服を詰めて返送するだけで希望販売価格を入力できる点です。これにより、煩わしい撮影や採寸、発送や梱包などの手間は全て『digdig』が代行してくれます。「面倒を感じず、気軽にリユースできる」環境が整っているのです。

環境への影響と持続可能な選択肢

『digdig』の普及は、単なる便利さの提供だけでなく、環境保護にも貢献しています。再資源化されることで、年間約2,500万トンのCO₂排出量を削減できる可能性があるのです。これは東京都全体の年間排出量の約40%に相当します。

このように、『digdig』は持続可能なファッションを新たなスタンダードとして広める努力をしています。今後の展開に期待が高まります。