三陽商会が「A-」スコアを獲得!サステナビリティへの取り組み
株式会社三陽商会は、2025年度CDP質問書の気候変動部門において、リーダーシップレベルの「A-」スコアに認定されました。CDPとは、地球環境問題に対する国際的なNGO組織であり、企業や団体の環境への取り組みを評価することで、持続可能な社会の実現を目指しています。
CDPの評価システムとは
CDPは、企業がどれだけ環境に配慮しているかを8段階で評価します。三陽商会は、2024年度の「B」スコアから1段階の上昇に成功し、現在の「A-」スコアを獲得しました。この評価は、同社の環境への意識が高まっていることの証明と言えます。
三陽商会の気候変動対策
三陽商会は、「持続可能な地球環境への貢献」を企業の重要な課題として掲げています。具体的には、温室効果ガス(GHG)排出量の削減に向けた計画を策定し、2030年度までにScope1・2のGHG排出量を2019年度比52%削減、さらにScope3を30%削減する目標を立てています。また、2050年度にはScope1・2のGHG排出量をネットゼロにすることを目指しています。
具体的な取り組み内容
企業としての取り組みは、まず店舗やオフィスにLED照明を導入しエネルギー使用を削減することから始まっています。特に、2024年12月には本社ビルをすべて再生可能エネルギー100%の電力に切り替える計画を進めており、これにより2030年までに自社ビルを完全にCO2排出ゼロにする予定です。
また、サプライチェーン全体の排出量削減のために、エコ素材を使った製品の開発や、主要なサプライヤーと連携を強化し、仕入れや廃棄管理の適正化にも取り組んでいます。このような取り組みを通じて、持続可能な製品作りを実現することを目指しています。
外部からの評価
三陽商会は、Climate Disclosure Standards Board(CDSB)の基準に基づく評価を正確に実施し、信頼性の高い排出量データを提供しています。2025年3月には、国際的なイニシアティブ「SBTi」による、科学に基づいた排出削減目標の認定を受け、さらには第三者機関による信頼性の高い検証報告書も得たことから、外部からの信頼も得ています。
このように、三陽商会は全社一丸となって環境問題に対処する姿勢を貫いています。持続可能な社会の実現に貢献するため、今後もさらに取り組みを進めていくことが期待されています。
会社概要
三陽商会は、1943年に設立された総合アパレルメーカーで、東京・新宿に本社を構えています。疾走するファッション業界の中で、豊かで美しい生活文化の創造を経営の根幹に掲げ、価値創造力や収益力を兼ね備えた事業展開を進めています。公式サイトでは、さらなる詳細が紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。
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三陽商会の社会からの評価