映画の歴史を生かした新ブランド「黒澤衣裳」
2023年3月、著名な衣裳デザイナーである黒澤和子が倒れたことを契機に、三兄弟は「黒澤衣裳」という新たなアパレルブランドを設立しました。このブランドは、母の言葉「いつか自由にデザインできる自分のブランドを作りたい」という志を形にするべく、約3年の準備を経て世に出ました。
「黒澤衣裳」は単なるファッションブランドではなく、映画や伝統文化、さらには黒澤明監督の作品を肌で感じられるアイテムを展開します。店舗は持たないものの、欲しい人々に届くよう尽力しているとのこと。
こだわりの素材選び
ブランドは、日本各地の伝統的な技術と職人の手仕事を大切にしています。岡山県倉敷のデニム、岩手県盛岡の裂き織、生地、京都の染物、さらには岩手大槌町の刺し子など、日本の文化を尊重しながら、素材選びからデザインに至るまで、徹底的なこだわりを持っています。
特に、黒澤明監督が着用していた衣服の中で擦れたり穴が開いたものを裂いて再利用した「裂き織生地」を利用したアイテムは、作品の再生という意味も込められています。この生地は数量限定での販売となるため、早めに手に入れたい一品です。
背守りと暴れ熨斗
また、ブランドのアイテムには日本の伝統的な風習や縁起物も取り入れています。特に「背守り」という文化は、子供を魔物から守るためのデザインであり、商品にはその技術を用いた刺繍が施されています。そして、「暴れ熨斗」の柄は、黒澤和子が七五三の際に着用した着物にも使われており、購入者が幸せになるよう願いを込めて、この刺繍が施されています。
展示会の開催
新ブランドのローンチに伴い、特別展示会が東京で開催されます。日時は5月1日から3日までで、特に初日は友人やメディア向け、のちの日には一般開放の機会があります。会場では、黒澤明の映画に実際に使われたアイテムも展示される予定です。
会場は渋谷区の神宮前に位置し、アクセスも良好ですが、入場には待機が必要な場合もあるため、時間に余裕を持って訪れることをお勧めします。さらに、来場者にはノベルティとしてオリジナルの一筆箋が贈呈されますが、数量限定のため早めの訪問が望ましいでしょう。
まとめ
「黒澤衣裳」は、単なるファッションに留まらず、映画の背景や文化を共有し、身に着けることで自己表現やストーリーを感じさせてくれる素敵なブランドです。これからの展開が非常に楽しみですので、ぜひチェックしてみてください。