AI技術がもたらす未来の楽譜体験とは?
音楽の巨星たちは楽譜を片手に舞台に立ちますが、その楽譜はもはや紙だけではありません。フランス発の次世代楽譜アプリ「Newzik(ニュージック)」が、この度日本市場に本格展開をすることになりました。今後の音楽の楽しみ方が根本から変わるかもしれません。
Newzikとは
Newzikは、iPad、iPhone、Macに対応した次世代の楽譜アプリです。これまでヨーロッパを中心に多くのプロフェッショナルが利用してきました。オーケストラ、オペラ、合唱団など、音楽のプロフェッショナルたちの現場で重宝されていますが、最近ではアマチュア奏者や教育機関でも利用が広がっています。特に、AIを駆使した光学楽譜読取り(OMR)機能で、紙楽譜やPDFをすぐにダイナミックな楽譜に変換できるのが特徴です。
主な特長
- - 瞬時生成:紙楽譜・PDF楽譜から簡単にダイナミック楽譜に変換。
- - 移調機能:オリジナル楽譜の移調を瞬時に行います。
- - オーディオ再生:音楽の再生やテンポ調整が可能。
- - 手を使わない譜めくり:ジェスチャーで譜めくりができ、演奏に集中できます。
- - クラウド機能:リアルタイムでの楽譜管理や共有が行えます。
Newzikアプリは、手軽に利用できるベーシックプランを無料で提供中。さらに、機能が充実したエッセンシャルプランやプレミアムプランも用意されています。特に、アンサンブルプランやアカデミックプランもあり、学校や音楽団体に特化したプランが好評です。
ラ・フォル・ジュルネTOKYOへの出展
Newzikは、2025年5月3日から5日まで東京国際フォーラムで開催される「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」に初出展します。この音楽祭は世界最大級のクラシック音楽イベントとして知られ、音楽を愛する多くの人々で賑わいます。この機会に、Newzikの機能や使い方を実際に体験できるチャンスです。
出展概要
- - イベント名:ラ・フォル・ジュルネTOKYO
- - 開催日:2025年5月3日(土)〜5日(月)
- - 場所:東京国際フォーラムロビーギュラリー
- - 公式サイト:ラ・フォル・ジュルネ
Doricoとの連携
さらに、Newzikはヤマハ株式会社傘下のスタインバーグ・メディア・テクノロジーズが開発した楽譜制作ソフト「Dorico(ドリコ)」との連携を開始します。Doricoは、音楽制作において高い評価を受ける先進的なスコア作成ツールで、作曲から演奏までを一貫してサポートする「次世代の楽譜エコシステム」を構築します。
NewzikのCEO、アマンディーヌ・リシャルドは、「日本は音楽ソフト市場においても重要な国であり、この技術を多くの音楽家たちに届けるご縁を持てたことを嬉しく思います」とコメントしています。アマチュアからプロフェッショナルまで幅広い音楽家が活躍する日本市場で、Newzikがどのような影響を与えていくのか、今後の展開に期待が高まります。
Newzikとヤマハミュージックジャパン
Newzikは日本市場での展開にあたり、株式会社ヤマハミュージックジャパンと連携し、共同マーケティングを実施します。音楽の未来を支えるこの2つの企業の取り組みが、今後の楽譜制作や演奏に革新をもたらすことを期待しています。音楽愛好家にとって、これからの新しい体験が待っています。