片腕のパン職人の挑戦
2025-06-02 11:00:55

片腕のパン職人が新たな夢を叶えたベーカリーPINEの開業

希望の光を込めて:ベーカリーPINEの挑戦



千葉県大網白里市の新たなスポット、『ベーカリーPINE』が2025年4月6日に初めての扉を開けました。運営するのは、事故で片腕を失った松丸延広さん。彼の夢実現に向け、株式会社おかやま工房の『リエゾンプロジェクト』が全面的に支援しました。

夢を描く青年とリエゾンプロジェクト



松丸さんは、長年パン作りを趣味としており、右腕を亡くした後でもその情熱を絶やすことなく模索していました。「パン屋さんをやりたい」という彼の強い眼差しに、リエゾンプロジェクトは心を動かされました。プロジェクトを運営するおかやま工房の代表・河上祐隆さんが中心となり、彼の開業をサポートすることになったのです。

伴走型支援と製パン技術



リエゾンプロジェクトでは、松丸さんの経験を大切にしつつ、片腕でも安全かつ効率的にパン作りを行う方法を探求しました。研修期間には、専属のトレーナーが指導を行い、特に片手での製パンに特化した道具や手法を導入。専用のガイドや適正サイズのボウルも用意し、松丸さんがより快適に作業できる環境を整えました。

河上さんもまた、自ら片腕での作業を試み、松丸さんとともに新たな製パンスタイルを模索しました。生地を伸ばす動作や調理動線など、実際の作業環境を元にした工夫を重ね、個別最適なサポートを提供することで、効果的な製パン技術を身につけることができました。

大成功のオープン日



2025年4月6日、ついにオープン日を迎えました。松丸さんは開店前に「本当にお客さんが来てくれるのか心配」と語っていましたが、蓋を開けてみれば、お客様は予想を上回る450個のパンを手にして帰られました。この日は、途中で生地トラブルにも見舞われたものの、河上さんと松丸さんが力を合わせ、最終的には400個以上のパンが売れるという素晴らしい成果を収めました。

テレビ取材でさらに注目



オープンの様子は日本テレビの『news every.』が密着取材し、全国放送されました。松丸さんは初日の営業後に「パン屋をやって本当に良かったです」と語り、心からの感謝の気持ちを表しました。彼の背中を押すことで、他の人々にも「やればできる」と勇気を与えたいという思いを語りました。

リエゾンプロジェクトの未来



今後もリエゾンプロジェクトは、身体に障害のある方はもちろん、パン屋の開業を志すすべての人の心に寄り添い、支援を続けていく方針です。すべての夢の実現に向けて、一緒に一歩を踏み出す手助けをしていきます。

ベーカリーPINEの詳細情報



  • - 店名:ベーカリーPINE
  • - 住所:千葉県大網白里市北今泉923-23
  • - 営業時間:10:00 – 16:00
  • - 営業日:日曜/水曜/金曜
  • - Instagram: @bakery_pine

夢を叶えた松丸さんの挑戦、そして支えているリエゾンプロジェクトの活動に今後も注目していきたいですね。


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