オンラインで次世代を支援するZOZOの出前授業
株式会社ZOZOは、全国の学校を対象にした出前授業が、開始から4年で通算300校以上に達成したことを発表しました。この取り組みは、サステナビリティをテーマに次世代の教育や文化支援に貢献しようという一環で行われています。代表取締役社長の澤田宏太郎氏は、「すべての人が自分らしく、笑顔で生きられる社会を目指す」との理念を掲げ、主に教育、スポーツ・文化、寄付・支援の3分野に焦点を当てた活動を展開しています。
この出前授業は、2020年から千葉市との連携で始まりました。ZOZOの社員が講師となり、小学校から大学まで広くアプローチし、実践的な学習機会を提供しています。各教育機関のニーズに応じた教育プログラムに基づき、職業観の醸成や課題解決能力の向上を目指した内容が用意されています。
拠点を広げる取り組み
出前授業は千葉市内に留まらず、茨城県つくば市や宮崎県宮崎市へと範囲を広げ、2024年度には約150校、通算で300校以上の授業実施を見込んでいます。教育現場では、実践的な授業が求められており、それに応える形でZOZOは多様なプログラムを展開。授業の内容は、特にキャリア教育や総合的な学習の時間に特化して設計されています。
学生たちの声
実際に出前授業に参加した子どもたちは、幾つかのポジティブな反応を示しています。中学校の生徒からは「自分の「好き」に基づいて将来の仕事を選びたい」という意見や、「普段利用しているサイトの背後に多くの人が関わっていることを知った」という声が聞かれます。さらに、教師からも「多様性についての重要なメッセージが詰まった授業だった」との評価が寄せられています。
今回は次世代に向けた支援の形として、ZOZOが果たす役割の重要性が再確認されました。企業理念である「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」を実現するために、今後も引き続き、次世代を担う子どもたちへの支援活動を積極的に行っていく予定です。
千葉市教育委員会もこの取り組みを高く評価しており、「地域の魅力を見つめ直し、地域活性化に向けた取り組みは、子どもたちの未来にも大きな影響を与える」と期待を寄せています。今後もZOZOによる探究的な学びの機会が拡大し、より多くの子どもたちが自分の未来を描く手助けとなることが望まれています。
さらなる活動
ZOZOの出前授業の他にも、さまざまな次世代支援活動が進行中です。「つっがフェスタ×ZOZOプロジェクト」や「ちばアントレプレナーシップ教育コンソーシアム Seedlings of Chiba」といった取り組みを通じて、子どもたちに充実した学びの場を提供しています。これからも多様な支援活動を展開し、次世代育成に向けたプロジェクトを推進していく意欲を持っているようです。