空き家事業「アキサポ」でパン屋「CREER」に再生
大阪市福島区に、新たなパン屋「CREER (クレエ)」が誕生します。このプロジェクトは、株式会社ジェクトワンが空き家事業「アキサポ」を用いて、およそ36年の歴史を持つ空き店舗を再生する取り組みの一環です。2025年1月17日にオープン予定の「CREER」は、地域の活性化とコミュニティの交流を促進することを目的としています。
「アキサポ」とは?
株式会社ジェクトワンが運営する空き家解決サービス、通称「アキサポ」は、空き家の活用や買取を提案し、所有者の悩みを解消することを目的としています。このサービスは2016年から展開され、これまでに450件以上の空き家物件を解決に導いてきました。具体的には、空き店舗や住宅をリノベーションし、新たなビジネスや住居空間として活用しています。
パン屋「CREER」の誕生
「CREER」は、株式会社毎日新聞社との協業によって実現したプロジェクトの一環です。この取り組みは、ただのビジネスではなく、地域に対する貢献を第一の目的としています。毎日新聞社はその保有不動産を「アキサポ」に提供し、地域活性化を目指しました。新宿区の物件を利用したシェアハウスやフレンチ料理店、脱出ゲーム施設に続き、関西エリアでの初めての活用事例として、パン屋がオープンします。
店舗のこだわり
新たに生まれ変わる店舗は、1階にパンの製造・販売を行うスペース、2階と3階には居住空間が広がる設計になっています。また、リノベーションにおいては設備や内装が一新され、機能性と居住性を兼ね備えています。特に厨房は使い勝手を追求し、効率よくパン作りができるように工夫されています。「CREER」では、約40種類のクロワッサンを取り揃え、専門店ならではのこだわりが光ります。
地域貢献を目指して
「CREER」の存在は、単にパンを販売する場所ではなく、地域のコミュニケーションの拠点になることを意識しています。空き店舗の再利用によって、地域住民の交流や新たな出会いの場が生まれることが期待されています。毎日新聞社が望んだ「地域に貢献できる場所」という実現を目指して、ジェクトワンは様々な取り組みを行っています。
おわりに
株式会社ジェクトワンの「アキサポ」は、今後も地域に根ざした空き家の活用を進めていく予定です。パン屋「CREER」のオープンは、空き家問題の解決の一環として、地域活性化の新しいモデルとなることを期待しています。これからも地域に密着した事業の展開が楽しみです。新しいパン屋が生まれることで、地域にどんな変化がもたらされるのか、ぜひ期待しましょう。