奄美産バニラビーンズの魅力を広げる挑戦
奄美大島から全国、そして世界中にバニラビーンズを届けたいという情熱のもと、合同会社AMAMIバリュープロデュースが新たにクラウドファンディングを立ち上げました。このプロジェクトは、奄美大島でのバニラ栽培を推進し、地域の農業の活性化を目指すものです。具体的には、昨年の台風による被害を受けた農園の復旧作業に必要な資金を集め、さらなる栽培の拡大を計画しています。
AMAMIバリュープロデュースの理念
AMAMIバリュープロデュースは、奄美大島の自然を活かして「新しい価値」を創出することを目指しています。そして、バニラビーンズの栽培に取り組むことで、全国の製菓業者やスイーツ愛好家が地元のプレミアムなバニラを手軽に楽しめるようにしたいと考えています。理想としては、奄美大島産のバニラから作られた美味しいスイーツが全国どこでも買えるようになることです。
バニラビーンズの市場背景
バニラビーンズは、元々中南米が原産の植物で、現在は主にマダガスカルから輸入されています。しかし、近年の国際的なバニラ価格の高騰や供給不足によって、その希少価値が急上昇。結果として、バニラビーンズは「銀より高いスパイス」とまで呼ばれるようになりました。この背景を踏まえ、奄美での自前のバニラ栽培は非常に価値のある取り組みとされています。
奄美産バニラの成り立ち
2019年、代表の林晋太郎氏がタンザニアでのバニラ農園の視察中に、奄美大島でも同様の環境でバニラが育つことに気が付き、奄美産バニラの栽培に挑むことを決意しました。2022年には本格的な栽培をスタートさせ、地域の農業者と協力しながら、農園を開設しました。現在では1,700本のバニラの苗が成長しており、その成果を実感しています。
新たなスポット「AMAMIバニラファームカフェPolePole」
奄美空港近くには、「AMAMIバニラファームカフェPolePole」がオープンしました。ここでは、奄美の豊かな食材を用いた商品やスイーツが楽しめるとともに、バニラビーンズを使ったオリジナルメニューが楽しめます。観光客や地元の人々が集う場所となり、奄美の魅力を再発見できるスポットです。
クラウドファンディングの詳細
今回のクラウドファンディングでは、目標金額1,000,000円を設定しています。この資金は、台風によって被害を受けた農園の復旧作業に充てられ、より大規模なバニラ栽培への投資となります。リターンには、4,000円からさまざまな特典があり、支援者は奄美産のバニラを楽しむことができます。支援募集期間は2025年3月25日までです。詳細や支援申込は、
こちらから確認できます。
未来を見据えた取り組み
NPO法人ZESDAは、この奄美プロジェクトを通じて、奄美大島のバニラビーンズの国内外の展開を積極的に支援しています。奄美大島で育まれたバニラが世界中で愛されるようになる未来を描き、このプロジェクトに参加してみませんか?私たちの支援が、奄美の新たな価値を生み出す手助けになるでしょう。