GLOBAL WORKが上海に初の直営店をオープン
2025年12月23日、アンドエスティHDグループに属するカジュアルブランド「GLOBAL WORK」が中国上海に初めてとなる直営店「GLOBAL WORK上海虹桥前湾印象城MEGA店」をオープンします。この新店舗は、虹橋空港からも近い新しい商業施設の前湾エリアに位置し、商業の中心地として注目を集める場所に誕生します。
ブランドの成長戦略
GLOBAL WORKは、2012年から台湾と香港での店舗展開を進め、現在までに両エリアで21店舗を営業しています。2025年には東南アジアへも進出し、タイとマレーシアに1号店を開く計画も立てています。これにより、アジア全域での存在感を高め、海外売上を2030年までに約4倍に引き上げるという挑戦を行います。
上海のビジネス環境は非常に洗練されており、消費者のトレンドをリードする都市として知られています。この市場での成功は、今後のグローバル展開のカギとなるでしょう。
出店地の魅力
新店舗が位置する前湾エリアは、国際的なニュータウンで治安も良く、高感度なファミリー層が多く住んでいます。大規模な住宅開発が進む中、子育て中のファミリーにも適した商品を提供できることは、GLOBAL WORKにとって大きなメリットです。40万平方メートルを超える新商業施設「前湾印象城MEGA」では、多種多様なショッピング体験が期待されています。
商品展開の工夫
上海市場では、安価な商品だけではなく、品質の高いアイテムへの需要が高まっています。GLOBAL WORKでは、日本の高品質な素材を使用した商品や、上海限定の特別アイテムを展開予定です。グランドオープンにはカシミヤニットやインディゴ染めのカットソーなど、他では手に入らない商品が並びます。
また、商品選定の際には「STAFF VOICE(スタッフボイス)」という仕組みを利用し、顧客の意見をしっかりと吸収し、常にニーズに応じた商品開発を行っていく方針です。このシステムは、試着後に購入しなかった理由をヒアリングし、データを本部で分析することで、商品改善に役立てています。
アジア市場での展開
中国大陸は、アダストリアの海外事業戦略において特に注力しているマーケットです。すでに「niko and ...」ブランドは14店舗を展開し、各地域での認知度を高めています。アダストリアは、WEBとリアル店舗を融合させた「ニューリテール戦略」を進め、さらなる成長を目指しています。
まとめ
GLOBAL WORKの新店舗オープンは、中国市場への本格的な進出を象徴しています。良質な商品提供を通じて顧客の心をつかみ、今後の成長を加速させる期待が寄せられています。ファッションを通じて、より多くの人々との「つながり」を築くことを目指すGLOBAL WORKに注目です。