大阪・関西万博のNTTパビリオンで体験する次世代エンターテインメントの可能性
2025年に開催される大阪・関西万博では、多くの注目を集めるイベントがあります。それは、NTTが出展する「NTTパビリオン」です。このパビリオンでは、先進的な技術が駆使され、まさに次世代のエンターテインメント体験が実現されます。
NTTパビリオンの周到な技術設計
ヒビノ株式会社は、NTTパビリオンにおける映像・音響システムの設計と運用を担当しました。このパビリオンでは、最新の情報通信基盤「IOWN」を用いた実証実験が行われ、特に注目されたのが、テクノポップユニットPerfumeのパフォーマンスをリアルタイムで伝送することです。
パフォーマンスの様子は、大阪の夢洲と吹田の万博記念公園を結ぶ移動ステージから、3D映像として送信されました。ここで使われたのが、ヒビノが提供する「Immersive LED System」と、NTTのリアルタイム3D点群データです。このシステムは、来場者に新たな視覚体験を提供し、まるでその場にいるかのような没入感をもたらしました。
Immersive LED Systemの革新性
この新しい技術は、アメリカのLiminal Space社の「Ghost Tile」技術に基づいており、3D対応のLEDディスプレイシステムを備えています。ヒビノ株式会社は、これを使って大規模コンサートやスポーツイベントだけでなく、さまざまな場面で大型映像・音響サービスを展開しています。
「Immersive LED System」の最大の魅力は、リアルタイムで3次元の映像を提供し、空間全体が一つの共同体のように感じられることです。特に、Perfumeのライブパフォーマンスを3D映像として観ることができ、来場者は立体的に動く映像体験が可能となっています。
新たなエンターテインメント体験
パフォーマンスのスタイルは、通常のコンサートとは異なり、視点を自在に変えられる三次元点群データや、4視点からの3D実写映像が交互に表示されます。これにより、Perfumeの動きを周囲の空間と融合させた新しい体験が生まれます。
このリアルタイム3D空間伝送実験は、単なる展示ではなく、参加者自らが未来の技術を体験することができるインタラクティブなエンターテインメントとなっています。来場者はこの技術を通じて、未来のコミュニケーションの可能性を感じ取ることができます。
未来のコミュニケーションを創出する
今回のプロジェクトは、ヒビノビジュアル Div.の豊富な経験と最新の技術を駆使して完遂されました。特に、XR技術やインカメラVFXの専門知識を持つチームが一丸となって臨んだことが成功の要因です。
担当者たちは、未知なるチャレンジを楽しむ姿勢を持ち続け、技術を通じて新しい体験の創出に挑む熱意を持っています。彼らは、この技術が未来にどれほどの可能性を秘めているかを信じ、さらなる展開を目指しています。
結論
大阪・関西万博のNTTパビリオンは、見えない未来を視覚化し、全く新しいエンターテインメント体験を提供する場となるでしょう。技術者たちの強い思いが詰まったこのパビリオンで、あなたも未来のコミュニケーションを体感してみませんか?次世代技術がもたらす感動をぜひ、お楽しみに!