東日本大震災からの15年:意識と備えの実態
東日本大震災から今年で15年が経ちました。あの時の衝撃は今でも鮮明に思い起こされますが、日本は今もなお、地震や台風などさまざまな自然災害にさらされています。また、社会インフラの老朽化も進み、私たちの暮らしは常にリスクに晒されています。そこで、花王株式会社が実施した「災害への備えに関する意識と実態」の調査結果をもとに、世代ごとの備えの現状について考えてみましょう。
調査の背景と目的
この調査は、花王の生活情報サイト「My Kao くらしラボ」において、2026年2月10日に公開される予定です。調査は主に年代別に行われ、若年層と高齢者・障害者の間で災害への備え意識に差があることが明らかとなっています。特に20代から30代の若年層は、災害への準備が不足しており、高齢者や障害者の不安が特に際立っています。
備えの状況:世代ごとの違い
調査によると、若年層に見られる備えの不足は深刻です。例えば、20代や30代では「飲料水」の備蓄が38%と、70代の69%と比べて著しく低いことがわかります。このような状況の背景には、「面倒」「わからない」「お金がない」といった理由があり、「いつか準備しよう」と考えているうちに、実際の行動に移せていないことが影響しています。私たちが「災害は起こらない」と思い込むのは危険です。
障害者と高齢者の不安
また、障害者や高齢者が抱える心理的な不安も見逃せません。障害者の36%が「災害を乗り越えられず、多くの困難を感じる」と回答しており、地域や周囲からの支援が得られるかどうかが、彼らの安心感に直接影響していることがわかります。特に70代以上の高齢者は79%が「乗り越えられる」と自信を持っている一方で、障害者は47%が「大きな問題を抱える」と不安を抱えています。
若年層が直面する現実
一方で、現代の若年層は災害に対する関心が薄まりがちです。「自分ごと」として捉えられず、集中的な災害経験が少ないためか、事前の備えを怠る傾向にあります。特に単身者の場合、全く備えていないという割合が31%に達するという危機的な状況です。一見すると日常が安定しているように見えますが、いざという時には自身の無防備を痛感することになるでしょう。
備えの重要性を再認識
日頃からの備えが、いざという時の安心感に繋がります。水、食料、衛生用品など基本的な備蓄品を少しずつ揃えることが必要です。特に「これだけは」という必需品をリスト化し、それに基づいて準備を進めることをお勧めします。また、地域での相互支援体制を構築するために、助け合いの意識を高めることも重要です。
自分と大切な人を守るために
地域や職場での支援体制を強化することで、高齢者や障害者の方々が災害時に生き延びるための環境を整えることが重要です。普段の暮らしの中で「助けが必要な人はいないか」と意識して声をかけ合う習慣を持つことが、非常時の円滑な対応につながります。
災害はいつか訪れるものであり、それに対する備えはすべての人に求められるものです。一人ひとりができることから始め、周囲と協力し合う姿勢が、確実に私たちの生活を守る第一歩となるでしょう。
詳しくは、
My Kaoくらしラボをチェックし、備えの重要性を改めて考えてみてください。