新たに誕生した「for her.株式会社」
創業から78年の歴史を持つ片山ホールディングスが、新しいステージに突入しました。その名も「for her.株式会社」。この新法人の設立は、女性のウェルネスやセルフケアをテーマにした製品展開を本格化させるための重要な一歩です。この会社は、2025年4月に東京都渋谷区に本社を構え、女性たちが自分を大切にする時間を持つことを応援します。
これまでの歴史を踏まえた新たな挑戦
1947年に岡山県井原市で創業した片山工業は、自動車部品の製造を主に行ってきました。その後、2017年に片山ホールディングスとなり、28の拠点を持つグローバル企業へと成長。近年では、製造業以外の新たな分野への挑戦としてKatayama New Business Corporationが設立され、その一環として「for her.」が誕生しました。
ブランド名には、「他者を思いやり、同時に自分を大切にする」というメッセージが込められています。これは当社の取締役社長、片山有紗の経験に基づく考え方でもあり、特に産後に心身の不調を抱える女性達を慰め、支えるための製品やサービスを提供することを目指しています。
産後ケアへの特化した商品展開
「for her.」のスタートは、産後のセルフケアをテーマにした『リカバリースープ』から始まりました。このスープシリーズは、栄養面、風味、利便性の3つを兼ね備えた商品設計が特徴で、約2年間で80%がギフトとして販売される人気を誇ります。「母親自身を気遣う新しいギフト」として、出産祝いの概念を変えるきっかけとなっています。
新たにリブランドされた「for her. omamori soup」は、特に女性が日常で自らをいたわることの大切さを広めることを目的としています。
企業理念と今後の展望
「for her.」は、忙しい毎日の中で自らのケアを後回しにしがちな女性達に寄り添う存在となることを目指しています。仕事や育児に追われる中でも、手軽に摂取できるセルフケアフードは、辛い思いをする女性たちに「母親のような気遣い」を届けるものです。
現在提供されている商品ラインナップには、かぼちゃと豚肉の甘辛シチュー、韓国風牛すじ入りワカメスープなど、添加物不使用の安心安全な食品があります。
さらに、2025年春からは新商品のリリースや、アメリカ法人設立による国際展開を予定しています。また、ピラティスなどの体験型イベントも企画中で、より多くの女性たちに「for her.」の魅力を届けることを目指しています。
片山有紗社長の思い
片山有紗社長は、2021年にアメリカで出産した経験から、心身のケアがまだ不十分であると痛感し、「for her.」を立ち上げました。「自分を後回しにしがちな人たちに、セルフケアの選択肢を提供したい」と語っています。これからも「for her.」を通じて社会にやさしさを届けていく決意を示しました。
まとめ
「for her.株式会社」は、女性たちが自分を大切にしながら生きるための様々な商品やサービスを提供していく新しいブランドです。そのスタートを切ったばかりの今、これからの展開が非常に楽しみです。女性のウェルネスとセルフケアの新しい時代が幕を開けます。