ジャンカラ運営のTOAIが全社員の賃金を一律10%引き上げ
西日本最大のカラオケチェーンである「ジャンカラ」を運営する株式会社TOAI(本社:京都市中京区)が、2025年6月より全国の店舗で働く全ての正社員に対し、賃金を一律10%引き上げることを決定しました。このニュースは、従業員の努力と貢献を評価し、感謝の意を表明するものとして注目されています。
従業員への感謝の気持ち
TOAIの代表取締役社長である東原元規氏は、「当社の成長は、店舗でお客様と接する従業員の存在によるもの。彼らの努力を正当に評価したい」という思いを語っています。この賃金引き上げは、単なる給与の見直しではなく、家族のように大切な従業員に報いるための具体的な取り組みとして位置づけられています。
コロナ禍からの回復と成長
全店舗が一時休業を余儀なくされたコロナ禍を経て、ジャンカラは事業の回復を果たし、現在は全国192店舗を展開するまでに至りました。過去には最高売上と最高利益を記録するなど、その成長ぶりは力強いものです。特に、従業員の尽力は新しいサービス展開にもつながり、今後の事業成長の礎となっています。
新たなサービス展開
TOAIは、オンラインカラオケ「UTAO」やお買い物代行アプリ「HELP!」、女性専用ボディメイクスタジオ「PORT」、本格イタリアンレストラン「Le NAPOLI」など、多様な新サービスを展開中です。また、2023年4月にはエンタメ複合施設「ENTERTAINMENT HUB KYOTO」をグランドオープンし、多くのインバウンド客に支持されています。
今後のビジョン
TOAIは「素晴らしい体験を、世界中のお客様に。」というグループビジョンのもと、従業員の成長を支援しながら、お客様により満足いただけるサービスを提供していく方針を明らかにしています。従業員の幸福度を向上させることが、良質なサービスを生むための重要な鍵と捉えています。
ジャンカラの歴史と進化
1990年にカラオケ事業がスタートして以来、ジャンカラは歌い放題や飲み放題、明瞭な料金体系を実現し、顧客からの支持を得てきました。また、他社とは一線を画すコンセプトルームの展開や、オープンカウンターの導入など、多彩なサービスを提案しています。最近では、無人受付精算機の導入や、スマートフォン1つでの受付・精算が可能な「すぐカラ」機能の追加を行い、次世代のカラオケ体験を追求しています。
まとめ
TOAIの賃金引き上げは、従業員の貢献を感謝し、彼らのモチベーションを高めるための重要な一手です。この取り組みにより、今後もジャンカラは進化し続け、より魅力的な体験を提供することでしょう。私たちもその成長を見守り、応援していきたいと思います。