「MUSU(ムス)」が西宮でグランドオープン
2025年7月22日、兵庫県西宮に位置する「おむすび専門店MUSU(ムス)」が、老舗精米卸会社である阪神米穀株式会社と武庫川女子大学の学生たちの共同プロジェクトによってオープンしました。74年の歴史を持つ阪神米穀と、未来の食文化を担う学生たちがタッグを組み、地域貢献とともに米の価値を再発見する試みは、多くの注目を集めています。
若者の米離れに挑むプロジェクト
現在、若者の米離れが深刻な社会問題となっています。このプロジェクトは、その解決策として、親しみやすい「おむすび」を通じて幅広い世代に米の魅力を伝えることを目指しています。そして、地域の人々とも連携を図りながら、街を盛り上げることにも貢献しています。このような理念が多くの人々の共感を得ており、MUSUのオープンが待望されていました。
プレオープンでの大反響
7月14日にはプレオープンが行われ、開店直後から長蛇の列ができました。なんと、初日だけで460個以上のおむすびが売れ、予想を超える人気を博しました。地元産の米を使いながら、手に取りやすい価格設定が評判を呼びました。「この価格で兵庫県産の米が楽しめるのはうれしい」「学生の挑戦に応援したくなる」といった声が寄せられ、このプロジェクトには武庫川女子大学の学生88名が参加し、若者自身が主体となって米文化をリードしていることにも期待が寄せられています。
多彩なラインナップと学生のアイデア
MUSUでは、定番のおむすび8種と学生たちのオリジナル8種を合わせた全16種のおむすびが提供されます。長年にわたって米と向き合ってきた阪神米穀の知見と、学生たちの自由な発想が融合した新しいおむすびの形が楽しめます。学生たちからは58種ものアイデアが寄せられたものの、厳選された25種の中から最終的に8種が選ばれ、味や生産性、マーケティングの視点を踏まえつつ決定されました。
おすすめメニューの魅力
MUSUの魅力の一つは、手に取りやすい価格と「選べる楽しさ」。1個あたり200~280円(税込み216~302円)とリーズナブルな価格で、サイズは80g〜100gに設定されているため、より多くの種類を試してみたくなるラインナップが揃っています。特におすすめのメニューとしては、暑い夏にぴったりの「豚しゃぶ冷むすび」と地元愛が詰まった「西宮ダブルさけおむすび」が挙げられます。いずれのおむすびも自信を持って提供されています。
学びと地域貢献のハーモニー
このプロジェクトは、武庫川女子大学の学生たちが実践的な教育を受ける場ともなっています。学生たちはおむすびの開発はもちろん、店舗運営や広報、販売までさまざまな経験を通じて学んでいます。地域の魅力を発信しながらの「共創」の場として、食育イベントやワークショップの開催も予定されています。地域社会とのつながりを大切にしながら、持続可能な新しい形の食文化を育んでいくことが期待されています。
環境に優しい未来への取り組み
MUSUが運営する阪神米穀ナチュラルファームでは、高機能バイオ炭を使った米作りが進められています。この取り組みは、脱炭素施策に貢献しつつ、農業の再生を目指しており、今後は高機能バイオ炭米を使用した季節限定メニューも考案される予定です。
店舗情報
- - 店舗名: MUSU(ムス)
- - オープン日: 2025年7月22日(火)10:00
- - 営業時間: 10:00~19:30
- - 定休日: 日曜日・祝日
- - 所在地: 兵庫県西宮市池田町12-5
- - 電話番号: 0798-61-8818
MUSUは、古くからの食文化と新しい挑戦が融合したため、ぜひその体験をお楽しみください。