新たな舞台の魅力
2025-10-01 15:10:45

未来を描く新たな舞台─土田英生と山内圭哉の創作の秘密

演劇界に新風を巻き起こす「チェーホフを待ちながら」



2025年11月、まつもと市民芸術館とKAAT神奈川芸術劇場での上演が決まった「チェーホフを待ちながら」。この作品は、ロシアの名劇作家アントン・チェーホフが描く“ヴォードビル”スタイルの一幕喜劇に土田英生が新たな解釈を施したものです。土田が劇団「MONO」で新たな息吹を吹き込んだこの作品は、チェーホフの持つポップな要素を見事に引き出し、観客に新しい楽しみを提供します。

土田英生と共演するのは、演技派の山内圭哉。彼は今回が土田作品初参加となり、大きな期待が寄せられています。ふたりのインタビューを通じて、本作の魅力やそれに込められた思いを探っていきましょう。

チェーホフの新しい一面を探る



土田は「チェーホフは人気の劇作家ですが、上演される作品には陰鬱なものが多い」と語ります。「しかし、彼が描く喜劇性を掘り下げていく中で、僕は彼のヴォードビルが持つおかしみを発見しました。今回の作品では、それを引き立てることを目指しています。」

チェーホフをあまり知りませんという人でも、現代に寄り添ったこの作品は十分に楽しめると確信しているようです。「原作を何度も読みながら、ただその影響を受けすぎないよう意識しました。物語の面白さはそのままに、利便性を加えていったんです。」

山内圭哉の感受性とその魅力



一方、山内はこの作品を初めて触れた時の感想をこう語ります。「ポップで身構える必要がない。新鮮で素晴らしい本だと感じました。」彼自身、演技に対して大いに意欲を持っており、会話の中の面白さをたっぷりと観客に届けることができると自信を見せています。特に「煙草の害について」という一人語りについても、落語のような楽しみがあると語ります。

チームプレイの大切さ



土田は、共演者の配役について「みのすけや新谷さんと、信頼できる仲間が揃った」と言及。また、演出面に関しても、共演者とのトーンを揃えることを重視し、音で物語を表現できるよう試行錯誤している様子が伺えます。

松本での稽古とその魅力



松本での稽古に向けて、両者は期待を寄せています。山内は「松本は文化芸術の街。食べ物も美味しいし、生活がしやすい場所です。楽しみが尽きない」と熱く語ります。土田も自身の趣味である松本城訪問について触れ、「忙しい日々の中で少しでも息抜きできるのが嬉しい」と語気を強めます。

期待を込めたメッセージ



最後に、山内は「この作品はチェーホフに興味がある方はもちろん、そうでない方にも楽しんでいただける特別な舞台です。若い人にも、こうした新たな面白さを感じてほしい」とメッセージを送ります。土田も「難しく考えず、観に来てほしい。長いコントのように楽しんでいただければ嬉しいです」と、開放感をもって観客を迎え入れる姿勢を示しました。

この新しい形式のチェーホフ作品、ぜひ劇場でその目で確かめてみてください。特に、斬新な解釈によるチェーホフの魅力がどのように表現されるのか、お楽しみに!

公演情報


まつもと市民芸術館プロデュース『チェーホフを待ちながら』


  • - 原作: アントン・チェーホフ
  • - 脚本・演出: 土田英生
  • - 出演: 山内圭哉、他
  • - 松本公演: 2025年11月6日~9日
  • - 神奈川公演: 2025年11月12日~16日
  • - チケット: 一般4,500円、U252,000円(枚数限定)
  • - お問合せ: まつもと市民芸術館チケットセンター

観劇の期待が高まる中、感情豊かな演技と独自のストーリーテリングをぜひ体験してみてください。


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