伝統と革新の饗宴
2025-11-20 15:08:38

バンクーバーファッションウィーク2025:伝統と革新が織りなす美の饗宴

バンクーバーファッションウィーク2025:伝統と革新が織りなす美の饗宴



2025年10月15日から19日までの5日間、カナダ・バンクーバーで行われる「Vancouver Fashion Week S/S’26」では、多国籍の新進デザイナーによる魅力的なコレクションが発表されます。このイベントは「多様性(Diversity)」「クラフトマンシップ(Craftsmanship)」「サステナビリティ(Sustainability)」をテーマに、世界中の20カ国以上から集まったデザイナーたちが自らの作品を披露しています。特に日本からは、8つのユニークなブランドが参加し、伝統と現代性を融合させた作品群を展開しています。

日本のブランドが誕生させる新たな視点


日本からの8ブランドは、それぞれが独自の視点で「日本の今」を表現しています。

1. ANAHATAU(アナハタウ)


このブランドは、インドの哲学を元にしたデザインを展開。女性たちの手仕事で仕立てられるヴィンテージコットンを使用し、古布サリーを可愛らしい刺繍で仕立てています。今季は「触覚のデザイン」をテーマにして、素材の質感を生かした商品が注目されています。

2. NITENMON(ニテンモン)


舞台衣装のデザイナーであるSonoko Takedaが手掛けるNITENMONは、古い着物地を現代的にアレンジ。今季の「Time and Distance」コレクションでは、伝統的な技術と現代的感性が見事に融合したデザインを披露。特に、布の記憶を感じさせる織りの個性が際立っています。

3. remake by FLAKE(リメイク バイ フレーク)


環境への配慮を感じさせるリメイクブランドであるFLAKEは、古い衣料品から新たな価値を生み出す方法を探求。地域のヴィンテージ素材を用い、実用性を持ちつつも静かな存在感を放つ作品を発表しています。

4. Beshow by gentil(ビショウ バイ ジャンティ)


着物リメイクの専門家である神山奈美によるBeshowは、伝統的な着物をより日常に取り入れるためのデザインを提供。シルクを使ったオリジナルコレクションは、華やかさまで感じさせる魅力を持ち、毎シーズン新しい作品が展開されています。

5. Empromo(エンプロモ)


神戸発のEmpromoは、手捺染による生地作りに力を入れ、伝統工芸を現代に引き継ぐデザインが特徴です。今季のコレクションでは、金彩加工を施した作品を通じて、さりげない品格を漂わせるスタイルが注目されています。

6. Valley’s Lily(ヴァリーズリリー)


自分を表現することを大切にするSanae Kuribayashiが手掛けたValley’s Lilyは、眠っていた着物に異素材を掛け合わせた新しいリメイクデザインを提案。カジュアルなスタイルで、日常で楽しむことのできる着こなしを提案しています。

7. Dr.Y&K(ドクターワイアンドケイ)


歯科医からインスパイアを受けたユニセックスコレクションを展開するDr.Y&K。デザインにはシンプルで耐久性のある服作りへのこだわりが反映され、着心地も重視されている。

8. Remake Innovation Project (R.I.P)


服飾の専門家である寺尾美雪によるR.I.Pは、廃棄予定だった衣料に新たな命を吹き込むプロジェクト。異なる質感を組み合わせたユニークなデザインを提案しており、スティーブ・ジョブズの哲学が反映されています。

世界のファッションの拡がり


このバンクーバーファッションウィークは、多文化な都市・バンクーバーが発信地点となり、世界中からデザイナーを集めて新しいファッションの潮流を創出しています。同時に、Global Fashion Collectiveが主催し、国際的な舞台で才能あるデザイナーを育成し、価値ある出会いを提供しているのも見逃せないポイントです。

このように、バンクーバーファッションウィークは多様性にあふれたデザイン群を通じて、新たなファッション哲学を提示しています。次世代のファッションが何を語り掛けるのか、ぜひこの機会に体感してみてください。詳細は公式ウェブサイトでチェック! Vancouver Fashion Week


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