パリで輝く日本のデザイナー
2025-10-16 15:14:21

日本の新鋭デザイナーたちがパリでファッションの未来を描く

日本の新鋭デザイナーたちがパリでファッションの未来を描く



2025年10月、フランス・パリのLa Maison des Métallosでは、いよいよファッション界が熱く盛り上がるイベント「Global Fashion Collective S/S’26」が開催されました。このイベントは、各国の新進気鋭のデザイナーたちによる最新コレクションの披露を目的としており、今回で9回目の開催となります。

日本からの参加ブランド



特に注目が集まったのは、日本から参加した3つのブランド。ヴィジュアル系衣装デザイナーの「SHINO」、香川県の伝統織物を用いた「Boutique.june」、そしてレディースアパレルブランド「vaneum」です。彼らのコレクションは、日本の伝統美と現代的な感性が見事に融合した作品となっています。

SHINOのコレクション《Kingdom of World's End》



SHINOのコレクションは、「英雄に憧れて夢を見る」をテーマに、フランスの歴史的要素を取り入れた大変美しい表現が詰まったものでした。彼女は、黒を基調にした衣装にフランスのトリコロールを組み合わせ、特にメンズのウェディングドレスをフィーチャーすることで、パリの舞台で視覚的に強烈なインパクトを与えました。

SHINOは「このショーを通じて自分の世界観を知ってもらえたら嬉しい」と語っています。


Boutique.juneのコレクション《Light and Shadow(光と影)》



一方、Boutique.juneのコレクションは、日本の伝統的な書道を基にした墨染めの技法を使用。微細な凹凸が生まれる保多織の生地は、光の当たり具合で異なる表情を見せます。静謐でありながら力強さを感じさせるこのコレクションは、現代的なエレガンスと伝統の美が調和しています。

Jun Yoshiharaは、「光と影の美しさを伝えたい」と考え、慎重にデザインを行ったそうです。


vaneumのコレクション《Impressions of Margin / 余白の印象》



vaneumは、日常着に特別な価値を見出すコレクションを発表。シアーやリネンといった素材を駆使したこのコレクションは、見た目の美しさのみならず、着心地の良さも追求しています。特に白を基調に、淡いグリーンやピンクがアクセントとして使われ、静けさの中に潜む強さを表現しています。

デザイナーは「日常を特別にする洋服を作りたい」と話しています。


出展デザイナーたちの挑戦



「Global Fashion Collective」は、2017年に設立され、世界各地から才能あふれるデザイナーを支援するために様々なイベントを実施しています。日本をはじめ、アメリカ、カナダ、トルコ、ベトナムなど多くの国から参加者が集まりました。彼らが表現する創造性と多様性が、パリという国際的な舞台でどのように評価されたのか注目です。

はじめての海外展示で感じた緊張や興奮を経て、参加デザイナーたちが今後どのように成長し、活躍していくのか期待が高まります。日本の魅力を世界に発信し続ける彼らに、今後も大きな注目が集まることでしょう。


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