神戸の地下鉄駅で衣料品回収中!
2025年1月10日から3月28日まで、神戸市営地下鉄の13駅で実施されている『ワールド エコロモ キャンペーン×神戸市SDGs』が注目を集めています。これは、神戸市と株式会社ワールドが共同で進めるプロジェクトで、リユースやリサイクルを通じて衣料品を回収し、その収益を子どもたちへの支援に寄付する取り組みです。
このキャンペーンは、神戸市内の地下鉄駅で「エコロモ 回収ボックス」が設置され、利用者が不用な衣料品を気軽に解消できる環境を提供しています。すでに11,103点の衣料品が集まったとのことで、意気込みが感じられます。
取り組みの目的
この活動の目的は、神戸市が目指す資源循環型社会の実現です。エコロモの概念は「エコロジー」と「衣(コロモ)」を組み合わせたもので、このキャンペーンは単なる衣料品回収にとどまらず、地域の未来を見据えた持続可能な社会の形成を目指しています。
市民が利用するこの回収ボックスは、鉄道の駅に設置されているため、誰でも簡単に参加できるのがポイントです。さらに、広域からの利用者も含めて、地元のみならず多くの人がこの取り組みに関わることが期待されています。
回収の詳細
回収は毎日行われ、対象となるアイテムはリユース可能な衣料品で、ストールやマフラー、バッグなども含まれます。ただし、リサイクルが難しいアイテムは対象外ですので、事前に確認することが大切です。また、回収した衣料品は返却できないため、持ち込む前には洗濯を行うことが求められています。
衣料品を通じた支援
回収された衣料品は、その状態を確認後、リユースやリサイクルを経て、発生した収益金が『神戸市児童養護施設連盟』を通じて支援を必要とする子どもたちに寄付されます。このように、リサイクル活動が直接的に社会貢献へとつながるのが魅力的です。
また、衣料品の回収作業は、高齢者の就労支援と結びついており、地域の活性化に寄与する側面もあります。回収業務は、パーソルビジネスプロセスデザイン(株)が協力し、専門の業者が担当しています。
ワールドはこの活動を通じて、長年にわたって行ってきた「エコロモ」の活動をさらに広げ、持続可能な未来の実現に向けて努力しています。過去には、累計で1,861万点以上の衣料品を回収し、その収益金は様々な支援活動に寄与してきました。
まとめ
『ワールド エコロモ キャンペーン×神戸市SDGs』は、神戸市内の地下鉄駅での衣料品回収という新たな試みであり、参加者が気軽に環境保護に貢献できる仕組みを提供しています。皆さんも是非、身近な駅でエコロモボックスを探して、持っている不要な衣料品を通じて社会貢献に参加してみてはいかがですか?
持続可能な社会を作るために、少しの衣料品が大きな力になることを実感できる機会です。