小学生たちがAMEMIYAと海の思いを歌う
愛知県内の小学生たちが、海への思いを込めたオリジナルソングを披露しました。このプロジェクトは、一般社団法人海と日本プロジェクトin愛知県の一環として、海の環境問題やその豊かさについて学び、自らの歌に表現するという取り組みです。
海の環境学ぶイベントの開催
2025年6月には、愛知県蒲郡市と名古屋市において「クルマエビ救出大作戦in愛知」と「三河湾・伊勢湾防衛大作戦in愛知」という2つのイベントが行われ、参加したのは小学4年生から6年生までの18人の子供たちです。
どちらのイベントも海とその生態系について深く学び、実際に環境保護活動にも取り組みました。このイベントの総指揮を執ったのは、ギター芸人のAMEMIYAさん。彼からのメッセージは、愛知の海の豊かさを知り、それを歌詞にして表現すること。
豊富な学びを得た初日
1日目、蒲郡市の竹島水族館では、県の魚であるクルマエビがどのように減少しているか、そしてその背景には「栽培漁業」があることを学びました。子供たちは専門家の講義を受けた後、実際に水族館で深海魚の観察をし、自分たちの食事にも深海魚を取り入れ、食育もたっぷりと行いました。
お昼ごはんでは、愛知の深海魚を使った料理を楽しみ、みんなの海に対する興味が一層高まりました。
環境活動を考えた2日目
2日目には水中ドローンを使って伊勢湾の海を観察し、現状のゴミの問題についても学びました。午後には藤前干潟に移動し、実際に海ごみを集める活動にも参加。海の実情を肌で感じ、環境を守ることの重要性を理解しました。
子供たちが考えた歌詞には「クルマエビ」や「水中ドローン」といった言葉が含まれ、そのアイデアを元にAMEMIYAさんが歌詞を作成し、最終的に全員での大合唱が実現しました。
オリジナルソングが配信開始
このように多くの学びを経て、完成したオリジナルソング「栽培漁業、はじめてます~」と「ごみ拾い、はじめました~」の配信が2023年7月下旬からYouTubeで開始されました。これらの曲は2025年12月31日までの期間限定で配信され、AMEMIYAさんと子供たちの熱い思いが込められています。
「クルマエビも!深海魚も!宝もの!愛知の海を~守りましょう~!」という歌詞のように、みんなで海を守る意識を高めていきたいですね。
まとめ
このイベントを通じて、子供たちは海の現状を学び、自分たちにできることを真剣に考えました。そして、それを音楽として形にすることで、一層の学びが深まったことでしょう。海と日本の未来は、彼らの手にかかっています。ぜひ、オリジナルソングを聴いて、愛知の海の魅力とその保護の重要性を感じてみてください。
団体概要
この取り組みは、日本全国に広がる海の未来への一歩として、広がりを見せています。特に子供たちが関わるこの活動には大きな期待が寄せられています。