着物は持続可能なファッションとしての可能性
古くから日本文化に根付いた着物。その魅力を再発見し、持続可能なファッションとしての可能性を探る新たな試みが、長野県上田高等学校で行われました。リユースサービスを展開するバイセルが学校に着物を提供し、生徒たちにその着用体験を通じて洋服の廃棄問題を考える機会を提供しました。
バイセルと「いいもの、つづくものプロジェクト」
バイセルは、ミッションとして「人を超え、時を超え、たいせつなものをつなぐ架け橋となる。」を掲げています。特に着物に焦点を当て、リユースの活用を通じて社会貢献を行う「いいもの、つづくものプロジェクト」を展開しており、これまでに年間100万枚以上の着物を取り扱っています。このプロジェクトの一環として、上田高等学校とのコラボレーションが実現しました。
プロジェクトの背景と授業の内容
長野県上田高等学校は、授業の一環として「グローバルスタディ」を取り入れており、その中で着物を通じた社会問題へのアプローチが試みられました。2年生の宮本さんは、洋服の大量廃棄が社会課題となっている中で、ファッションにおける着物の役割について研究を行うことにしました。生徒たちは1月13日から16日の4日間、自ら着付けを行い、実際に着物を着て学校生活を送ることで、どのような変化や問題点が浮き彫りになるのかを探求しました。
バイセルは、普段着としての着物使用が減少している現代において、若い世代に着物を体験してもらうことは非常に意義があると考え、日常的な着物と和装小物の一式を20セット無償で提供しました。
調査の結果と学生たちの声
調査の結果、参加した生徒たちは着物のメリットとデメリットについて意見を交わしました。デメリットには、着物が不慣れなために動きづらいことや、洋服用のリュックが使いにくい点が挙がりました。一方で、着物を着ることで姿勢が良くなり、気持ちが引き締まる効果を実感したり、髪型や和装品を徐々に変えることで、新たなおしゃれの幅を見出す声もありました。
宮本さんは、調査結果を受けて「着物には不便な部分や工夫が必要な点があるものの、その魅力も確かに存在する」とまとめました。着物はファッションの新しい選択肢として可能性を秘めており、現代の洋服とは異なる魅力があると実感したそうです。また、着付けを学ぶ機会が少ないという意見から、着物に関する情報をまとめた小冊子の制作や、次回の活動でより多くの人々に着物を知ってもらう計画も考えています。
未来への取り組み
本プロジェクトは、単なる学校の授業を越え、着物が持つ文化や持続可能性について考える機会を提供しました。バイセルは今後も、日本の伝統的な文化を次世代へとつなげる取り組みを支援していくことを約束しています。持続可能なファッションとしての着物の位置付けがどのように進展していくのか、今後の展開が楽しみです。
学校と会社の情報
長野県上田高等学校
所在地:長野県上田市大手1-4-32
WEBサイト:
上田高等学校公式サイト
株式会社BuySell Technologies
本社所在地:東京都新宿区四谷4-28-8 PALTビル
コーポレートサイト:
バイセル公式サイト
いいもの、つづくものプロジェクト:
プロジェクト詳細