将来のバレエ界を担う子どもたちを応援する特別企画イベントのレポート

幼きバレエファンたちの夢を応援する特別企画「バレエみらいシート」

2024年12月28日と来年1月4日の二日間、新国立劇場で開催されるバレエ公演『くるみ割り人形』に、小中学生20名が招待される特別企画「バレエみらいシート」が実施されます。このイベントは、株式会社オンワードホールディングスとチャコット株式会社の協力のもと、未来のバレエ界を担う若い才能を応援することを目的としています。

参加者の選考方法

この特別企画の参加者募集は、2024年10月から11月にかけて行われました。バレエに情熱を注いでいる小中学生が、憧れのダンサーたちに向けて手紙を書く形式で応募。それに対して、全国から120通もの応募が集まりました。手紙の中には、バレエへの熱い想いや期待の気持ちが込められており、ダンサーたちも感動を受け取りました。手紙の内容は、ただの感謝や希望だけでなく、イラストや写真が添えられている作品もありました。

親しみやすい雰囲気の交流会

イベント当日は、参加した子供たちはまず新国立劇場で、華やかなバレエの公演を鑑賞しました。その後、バレエダンサーとの交流会が行われ、参加者たちは憧れの奥村康祐さんと池田理沙子さんと対面。両ダンサーは、子供たちの質問に優しく答え、一緒に写真を撮る時間も設けていました。この交流会では、子供たちの緊張を軽減し、温かい雰囲気が漂っていました。

感謝のメッセージ

参加した子供たちへのメッセージも届きました。奥村康祐さんは、「心のこもった手紙を全て読ませていただきました。皆さんと直接お話しできることが本当に嬉しかった」と言い、努力を続ける子どもたちに激励の言葉を送りました。池田理沙子さんも、「皆さんのバレエへの思いを少しでも大切にできる機会に参加できて幸せです」と感謝の気持ちを述べました。

特別な思い出を持ち帰るために

招待席には、バレエみらいシート限定のシートカバーが設置されており、参加者は公演終了後にもらい、バレエシューズを入れるための巾着として再利用できる特別な品物を手にしました。このように、ただの観劇だけでなく、思い出に残る体験が提供されています。

今後の展望

今年の「バレエみらいシート」は、バレエ界の未来を支える子どもたちにとって貴重な経験となりました。この企画は、今後も継続される予定です。次回の「バレエみらいシート」の開催が発表される際には、ぜひ多くの方に応募していただきたいと願っています。バレエを通じて、情熱を持ち続ける多くの子供たちが、舞台で自らの夢を叶える日が来ることを心から応援しています。