YOSHIKIが香港火災被災者支援へ100,000米ドルを寄付
11月26日、香港の大埔区旺福苑で発生した大規模な高層マンションの火災を受け、著名な音楽家YOSHIKIが自身の設立した「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、香港赤十字社に10万米ドル(約1,500万円)を寄付したことが明らかになりました。この寄付は、火災によって家を失った多くの住民が避難を余儀なくされている現状への支援となります。
YOSHIKIは、「香港からの映像や報道を見て心が痛みます。何もせずにはいられませんでした」と語り、かつての音楽活動で感じた香港の人々の温かさに感謝しつつ、彼らへ励ましの言葉を送りました。火災の被害に遭われた方々へのお悔やみの意を表明し、一刻も早い復興を願っています。
香港との深い絆
YOSHIKIは、これまでの音楽活動を通じて香港と特別な関係を築いてきました。2009年にはX JAPANのワールドツアーで香港のファンを招待し、2016年には「YOSHIKI Classical Special with Orchestra, HONG KONG」を成功させるなど、数多くの公演を重ねてきました。彼にとって香港は、音楽だけでなく心の拠り所でもあります。
災害支援への取り組み
彼の災害支援活動は一貫しており、2008年の四川大地震の際に被災地を訪れ、楽器を寄贈するなど、世界中で被災者を支援しています。2024年の能登半島地震では1,000万円を寄付し、その後クリスタルピアノをオークションに出して4,000万円を集めるなど、合計で5,000万円を被災地支援に使用しました。さらに、台湾地震の際にも1,000万円を寄付しており、地域の支援活動には不断の努力を惜しまない姿勢が見られます。
また、2025年のロサンゼルスでの山火事被害支援には、総額50万米ドル(約7,700万円)を寄付し、地域に密着した支援活動を行う姿勢が国際的にも評価されています。
幅広い社会貢献活動
YOSHIKIは災害支援に限らず、様々な社会貢献活動にも参加しています。2021年には音楽クリエイターのメンタルヘルス支援のため、音楽チャリティ団体「MusiCares®」へ1,000万円以上を寄付しました。更に、2022年から2023年にかけてはウクライナの避難民支援として国際移住機関(IOM)へ3度にわたり合計3,000万円を寄付するなど、国際的な問題にも真摯に向き合っています。
彼の長年の活動は評価され、2019年にはForbes Asiaの「最も優れた慈善家30人」に選出され、2021年には「紺綬褒章」を受章するなど、その功績が認められています。
まとめ
YOSHIKIは音楽を通じて多くの人々に感動を与えてきただけでなく、社会貢献活動にも注力することで、多くの支援を必要としている人々に手を差し伸べています。彼の活動は、音楽の力を信じ、愛と希望を広める一つの形として、これからも多くの人に感銘を与え続けることでしょう。
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