新作FANCYTEX特集
2025-05-16 11:13:21

御幸毛織と鷹岡株式会社が生み出す新たな流行: FANCYTEX春夏コレクション

御幸毛織と鷹岡株式会社が生み出す新たな流行: FANCYTEX春夏コレクション



約100年前にスタートした生地ブランド「FANCYTEX」が、御幸毛織株式会社と鷹岡株式会社のコラボレーションによって、現代風にアレンジされ、春夏コレクションとして蘇ります。これを記念して、今年は御幸毛織が120周年、鷹岡株式会社が140周年を迎えるという特別な年です。このコラボレーションでは、御幸毛織の伝統的な技法を活かした「夏素材シャリック」を使用し、高品質かつ涼しげな生地を提供します。今後、秋冬向けのコレクションも展開される予定で、FANCYTEXの魅力が1年を通して楽しめる仕掛けとなっています。

生地の詳細とラインアップ



今回のコレクションでは、特にスーツ、ジャケット、セットアップに適した3つのSHALICK素材が選ばれています。全ての素材には環境に配慮した「C-zero シーゼロ」という非フッ素撥水加工が施され、次世代に繋がるサステナブルな選択がなされています。

1. スーツ向けSHALICK
ウール47%、モヘア16%、ポリエステル37%のブレンドにより1981年発売当時のクオリティを再現。トロピカルな素材感で通気性と清涼感、軽量感を兼ね備えています。密度の高い低速織りが仕立ての美しさを引き立てます。

2. ジャケット向けSHALICK
ウール58%、ポリエステル42%使用の製法で、細番手と中番手の強撚糸を交互に用い、通気性やドレープ感を強調。ジャケットに求められるボリューム感があり、シワになりにくい特性を持っています。

3. セットアップ向けSHALICK
ウール87%、ポリエステル13%から成る生地は、一般的にコットンで作られるナチュラルな凹凸感をウールで表現。上質感と吸湿性、適度なストレッチ性を兼ね備えています。

FANCYTEXの歴史



FANCYTEXは1927年に誕生し、当時の東京中心での販売の流れの中で、大阪の鷹岡商店との取引によって進化を遂げました。1930年代には特に市場での評判が高まり、その後の両社の関係が長い歴史として続いてきたことを示します。

シャリックの特徴と魅力



シャリックは御幸毛織の伝統素材として、多くの人々に支持されるロングセラー商品。軽量感と通気性が特長で、盛夏スーツ地として名を馳せてきました。夏の快適さにこだわり、1970年代末に生まれたこの生地は、今でも多様なバリエーションが展開されています。モヘア混や撥水加工が施された特別な製品もあり、常に革新を続けています。

企画担当者の想い



医者との接点から生まれたこのコラボ企画は、両社の長い歴史に基づいた新しい試み。市場活性化を目指し、未来へ繋がるアイデアを展開していく意欲も感じられます。従来のスタイルにとらわれず、若い世代にもウールの魅力を広めることで、新たな「勝負服」や「晴れ着」として受け入れられることを願っています。

まとめ



御幸毛織と鷹岡株式会社によるFANCYTEXの春夏コレクションは、伝統と革新を象徴する作品です。サステナブルな選択肢とともに、これからの季節に最適なアイテムたちを是非、手に取ってみてください。ウールの機能性を再認識する良い機会になることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 御幸毛織 FANCYTEX 夏素材シャリック

トピックス(ファッション)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。