山形県立米沢興譲館高等学校チームONI³が見せた高いプレゼン力
山形県立米沢興譲館高等学校の生徒チームONI³(オニキューブ)が、2026年に開催される全国大会への出場権を獲得しました。この快挙を成し遂げたのは、英語プレゼンテーションコンテスト「第8回 Change Maker Awards(CMA)」の東日本ブロックで、見事金賞を受賞したからです。チームメンバーは齋藤心美、渋谷優里、狩野佑奈の3名によるもので、彼女たちのプレゼン内容は日本の「米離れ」問題に真正面から向き合ったものでした。
ONI³のテーマとその意義
ONI³のプロジェクトは、「DON'T GET BEATEN BY BREAD!! ONIGIRI COUNTERATTACK ~Onigiri saves the rice~」というタイトルのもと、1960年代から続く米消費量の減少に焦点を当てています。データによれば、ここ60年で一人当たりの米の消費は半分以下にまで減少しているとのこと。また、調査では35%の人がパンや麺類の摂取を増やし、28%が米の摂取を減らしているという結果が出ています。
この深刻な現状に対して、UNOBI³は「おにぎり」に目をつけました。手軽に食べられ、栄養も豊富なおにぎりは、現代のライフスタイルにおいて理想的な食品の一つと言えるでしょう。彼女たちは、おにぎりを通じて米消費の推進につながる可能性を感じ、プレゼンテーションに取り組みました。
独自のオリジナルおにぎりレシピ
ONI³の活動では、家庭で簡単に作れるオリジナルおにぎりレシピも提案しました。例えば、「鋼結(ハガネムスビ)」というレシピは、青のりやかつお節を使い、鉄分の補給が期待できるものです。このようなアイデアを手書きのレシピカードとして制作し、参加者に親しみやすさを提供しました。
ワークショップの成果
チームは、校内でおにぎり作りのワークショップを開催し、農林水産省の食育動画を用いたミニ講義と実際のおにぎり作りに挑戦しました。参加した生徒からは「自分でも作りたい」との声が多く寄せられ、意欲が100%に達するという素晴らしい結果を得られました。さらに、AIを用いた分析でも、参加者の意識変化が確認され、「食べるおにぎり」から「作るおにぎり」へのシフトが明示されました。
地域と全国への影響
ONI³は、自らの活動の目的を地域社会への影響、全国的な米消費の復活、さらには「持続可能な食システム」への貢献に掲げています。「日本人全員がもう一口多くご飯を食べることができれば、食料自給率が1%向上する」というメッセージを発信し、活動の重要性を訴え続けているのです。
Change Maker Awardsとは
Change Maker Awards(CMA)は、高校生が自ら課題を見つけ、その解決策を英語で表現する力を競うコンペティションです。全国大会は2026年3月22日(日)に開催され、ONI³はその出場権を手に入れました。この大会は、生徒が探究し、発信し実現する力を養う貴重な機会となっています。
支援の背景
プラットヨネザワ株式会社は、ONI³の活動を支援しているSSHコーディネーターとして、生徒たちに対する指導やアドバイスを行っています。今後も地域の未来を担う若い世代の育成に向け、様々な支援を続ける方針です。彼女たちの活躍が、地域に新たな風を吹き込むことを期待したいですね。