冨永愛が魅了された土佐酒の世界
日本酒の魅力を再発見するために、冨永愛が高知県の有光酒造場を訪れました。日本酒の文化がユネスコ無形文化遺産に登録され、ますます注目を集めている中、その中心にあるのがこの酒蔵です。特に、地酒「安芸虎」はその高品質から広く知られています。今回は、生産者の情熱や新たな試みに迫ります。
酒蔵探訪の始まり
冨永愛は、日本酒をこよなく愛する一人として、自らの足で酒蔵を訪れることにしました。この番組「冨永愛の伝統to未来」では、伝統的な文化を未来に紡ぐことを目指し、酒造りの舞台裏をガイドします。
酒蔵の扉を開くと、そこには古き良き日本の風景が広がります。酒造りの名人、4代目の有光尚さんと5代目の娘、由さん、杜氏の尾木芳之さんに出迎えられ、冨永は日本酒の奥深さに引き込まれていきます。
土佐酒の美味しさの秘密
有光酒造場では、土佐酒として知られる「安芸虎」の美味しさの秘訣を探るため、冨永は試飲を重ねます。そのバリエーションは多彩で、特に「山田錦を80%精米」した新たな酒は、その滑らかさと豊かな風味で、すぐに彼女の心を掴みます。作り手の情熱を感じながら、冨永はその美味しさに感動します。
尾木杜氏の驚きの経歴
この酒蔵の今の杜氏、尾木さんには驚きの経歴があります。彼女はもともと酒造りとは無関係の事務員でしたが、自身の情熱から酒造りを学び、見事に杜氏の座を担うに至ります。尚さんとのエピソードでは、彼女が「安芸虎の味を変えたい」と直訴した時、その意気込みが彼にどう響いたのかを語ります。どんな逆境にも屈せず挑戦する姿勢は、多くの女性に勇気を与えます。
食卓に酒はない由さんの選択
また、5代目の由さんは生まれながらにして酒蔵に育ちましたが、意外にもお酒が飲めない家庭に育ったといいます。それでも、彼女は筑波大学で看護学を学び、新生児医療の道へ進む決意を固めました。しかし、代々続く家業を無視する形で進んでいくことに、多くの葛藤があったことでしょう。その後、酒造りの道に進もうとした理由とは何だったのか、冨永との会話の中で彼女の心の底にある思いが明かされました。
美味しさの裏にある家族の絆
このような酒蔵を通じて、冨永は食と文化の深いつながりを感じます。伝統的な酒造りには、家族の絆や地域のコミュニティの支えが欠かせません。「安芸虎」の製品からは、長年の歴史と、その背後にいる人々の情熱が込められていることを痛感しました。
日本酒の未来へ
この番組の進行を通じて、日本酒に限らず、さまざまな伝統文化が未来にどう引き継がれていくのかを考えさせられます。日本酒の美味しさを再発見した冨永愛の旅は、多くの視聴者にとっても新たな発見となることでしょう。
「冨永愛の伝統to未来」は毎週水曜日の夜10時からBS日テレで放送されており、次回は土佐酒のさらなる魅力を深掘りします。お楽しみに!
【番組名】冨永愛の伝統to未来~ニッポンの伝統文化を未来へ紡ぐ~
【放送日時】毎週水曜よる10時
【放送局】BS日テレ
【出演者】冨永愛
【番組HP】
公式サイト