廃プラからの新生
2025-07-13 10:40:15

廃プラを活用した「生きものキーホルダー」が語る循環のストーリー

廃プラを活用した「生きものキーホルダー」が語る循環のストーリー



2025年6月28日、無印良品唐津店では、NPO法人Precious Plastic唐津と佐賀県循環型社会推進課が共催した『循環ワークショップ』が行われました。このイベントで参加者たちは、日常的に捨てられるペットボトルのキャップが、カラフルな生き物の形をしたキーホルダーへと生まれ変わる過程を体験しました。これらのキーホルダーは「カメ」「イルカ」「チョウ」など、生物多様性を意識したデザインが施されています。

アップサイクルの楽しみ



参加者たちは、まず無印良品店舗に回収されたペットボトルキャップを手に取りました。自分の手でキャップを加工し、アップサイクルを体験することで、普段は何気なく捨てる物が主役となる瞬間が生まれます。大人も子どもも一つの目標に向かって力を合わせ、他者と協力しながら作品を作っていく過程は特別な体験となりました。このワークショップを通じて、単にものを作るだけではなく、「捨てる」ことから「つなぐ」ことへと意識を変えていく機会が提供されたのです。

みんなで力を合わせて



参加者の笑顔が溢れるワークショップの中で、完成したキーホルダーを手にして喜び合う姿は印象的でした。「世界にひとつだけのキーホルダーができた!」という子どもたちの声が周囲に響き、地域の人々が一つの目的に向かって協力しながら環境問題について考える時間となりました。この取り組みでは、無印良品の協力の下で回収されたキャップが新たな形に生まれ変わり、使い捨て文化を見直し、リサイクルそのものを再デザインする考え方を体現しています。

脱・使い捨て文化



Precious Plasticが掲げている「循環を生み出すリデザイン」という理念は、なんとなく捨てられる廃プラスチックから新たな製品を生み出し、それをまた回収する仕組みをつくることに重きを置いています。このようにして、限りなくゴミをゼロに近づける「ゼロエミッション」の実現を目指しています。このワークショップでは、唐津南高校の生徒たちも参加し、仕上げ作業を手伝うことで地域の若い世代もこの活動に関与しました。自分で作ったキーホルダーに誇らしげな笑顔を見せる子どもたちの姿は、彼らにとっても特別な思い出となることでしょう。

人と人、地域と地域のつながり



今回のイベントには、唐津南高校「虹ノ松原プロジェクトチーム」の生徒たちや卒業生、さらには熊本県天草市の住民、地域のカフェオーナー、市役所職員、さらには海外からの訪問者も交じり、多文化な環境が生まれました。参加者同士がつながることで、単なる資源循環の体験だけにとどまらず、互いの想いが共鳴し、より良い未来を築くための力強い一歩となりました。

あなたも「循環の物語」の一部に



キーホルダーを手にした瞬間、あなたもこの循環の物語の担い手となります。この一つの体験が、環境問題について考え、「使い終わったもの」の未来を想像し、地域での資源循環や環境教育につながることを望んでいます。今後もPrecious Plastic唐津は、楽しみながら参加できるサーキュラーエコノミーの取り組みを広げていき、地域の皆さんとともにより良い未来を描いていくことを目指しています。


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