ニチバンが取り組む森のしずく保全活動とは？持続可能な未来を育むプロジェクト

ニチバンが進める「森のしずく保全活動」

2025年5月21日、ニチバン株式会社は、日本製紙株式会社の広島県廿日市市にある社有林で、国内の植林活動「森のしずく保全活動」を実施しました。この取り組みは、使用済み粘着テープの巻心を回収し、再利用する「第16回ニチバン巻心ECOプロジェクト」の一環として行われています。今年の活動では、約200本のスギエリートツリー苗を植え、持続可能な森林資源を育てることを目指しています。

植林の重要性とは？

「森のしずく保全活動」は、単なる植林に留まらず、森林の持つ本来の力を引き出すための適切な手入れが求められます。森林は、空気や水をきれいに保ち、土砂災害を防ぐ重要な役割を担っています。この活動を通じて、地域社会の発展や環境問題の解決に貢献することを目指しています。

社員が積極参加する文化

今年は、ニチバンの全国から20名の社員が参加し、植林活動に従事しました。社員同士がつながり、社員全体で社会貢献活動へ積極的に参画する企業文化を育むことは、ニチバンの重要な目標のひとつです。

植林場所と活動内容

- 実施日: 2025年5月21日（水）
- 植林エリア: 広島県廿日市市、日本製紙株式会社社有林の一部
- 面積: 1haのうち0.1haに植林
- 実施内容:

1. 植林するスギエリートツリー苗の植樹（約200本）
2. 日本製紙によるニチバン社員向け勉強会「森林及び森林資源の機能と価値」

スギエリートツリーとは？

スギエリートツリーは、成長スピードが平均の1.5倍以上でCO2を5割多く吸収します。さらに、花粉の量が半分以下で、幹がまっすぐ育つため、森林総研などによって開発・認定されている優れた品種です。

環境保全への取り組み

ニチバンの「巻心ECOプロジェクト」は、使用済み粘着テープの巻心を回収し、環境資源として再利用する取り組みです。これによりリサイクルされた巻心は、段ボールとして再生されるほか、リサイクルによる収益金とニチバンからの支援が、フィリピンのマングローブ植林や国内の「森のしずく保全活動」に役立てられます。

このように、ニチバンは環境保護に力を入れ、持続可能な社会の実現を目指しています。今後も、地域社会と共に歩む活動を進めていくことで、さらなる発展を期待できます。