二人の女優が魅せるフランス現代劇『動機』の魅力
2025年12月5日・6日、六本木トリコロールシアターにて、原作ギィ・フォワシィによる現代劇『動機』のドラマ・リーディングが上演されます。本作品の特筆すべき点は、二人の才能あふれる女優、藤丸千と北村夏未が中心となり、一つの物語を紡いでいくという斬新なアプローチです。
フランスの現代劇界で評価されているギィ・フォワシィの作品は、「美しくも恐ろしい物語」というテーマに基づいています。そして、今回の上演では、ブロードウェイミュージカルでもよく見られる「ポエトリーリーディング」という技法が用いられています。この手法では、静かな語りから徐々に高揚感を伴うリズムへと展開し、感情を深く伝えることが可能です。観客は、言葉と音楽が交錯する独特の芸術体験を通して、物語の奥行きを感じ取ることができるでしょう。
演出を手掛けるのは、白樹栞氏。彼女は過去に『庭の木と四つの物語』や『動機』などの舞台を成功に導いてきた実力派の演出家です。さらに、彼女は日仏フォーラムの創設に関わり、その活動は驚異的な870回を超えるものとなっています。フランス共和国からはシュヴァリエ勲章を受けるという栄誉も。
出演者の魅力
藤丸千
東京都出身の藤丸千は、NHK BSプレミアムドラマ「団地のふたり」でのレギュラー出演をはじめ、多くの舞台で活躍してきました。新たに、台湾国立劇場と共同制作した『誠實浴池』には高い評価を得た作品に出演。彼女の表現力と感情の動きを巧みに捉える演技が、観客の心を掴むことでしょう。
北村夏未
生まれは1999年の東京で、俳優としての道を歩んでいる北村夏未。特技のピアノと日本舞踊を駆使し、舞台「艦これ舞台2025」等で活躍しています。また、映像作品でもヒロイン役として名を馳せ、声の仕事でも幅広く活動しています。彼女の魅力も本作で存分に発揮されることでしょう。
ストーリーの魅力
この物語は、成熟した女性と未熟な若い女性との出会いから始まります。二人が織り成す複雑な感情は、見どころの一つ。彼女たちの対話に注目しながら、観客は結末に何が待ち受けているのか期待を膨らませることでしょう。この2日間限定の公演、見逃す手はありません!
公演情報
- - 公演名:『動機』~ドラマ・リーディング~
- - 演出: 白樹栞
- - 出演者: 藤丸千、北村夏未、ピアニスト金田龍二
- - 日時: 2025年12月5日(金)19:00、6日(土)13:30・17:00
- - 会場: 六本木トリコロールシアター 1Fフォワイエ
- - チケット: 7,800円(税込)
この機会に、フランス現代劇の深い世界観に触れてみませんか?