福一漁業株式会社の海との絆
福一漁業株式会社は、静岡県焼津市に本社を置く、伝統あるまぐろ専門の通販サイト「焼津港船元直営福一」を運営している企業です。江戸時代から続く歴史を持つこの会社は、300年以上もの間、地域の漁業を支え続けてきました。最近、福一漁業は地域の海洋環境を守るために重要な一歩を踏み出しました。
売上一部を寄付する意義
2024年10月に予定されている通販サイトのリニューアルに伴い、福一漁業は「売上の一部を寄付するキャンペーン」を実施。これは、同社が日々海からいただいている恵みを地域に還元したいという思いから生まれました。その一環として、静岡県庁で静岡県美しく豊かな海保全基金との贈呈式が行われました。この基金は、海面や汽水湖の環境保全を目的としており、その活動は地域の美しい海を未来につなげる努力の一部です。
海保全基金が目指すこと
静岡県美しく豊かな海保全基金は、様々な取り組みを通じて地域の海洋環境の保全を図っています。その活動には、民間団体への支援、実践活動の強化、さらにはマイクロプラスチック問題への研究開発が含まれています。これらの取り組みを通じて、静岡の海はもちろん、そこに生息する海洋資源を次世代に引き継ぐことが期待されています。
福一漁業のサステナブルなビジョン
福一漁業は、BtoBのビジネスモデルにおいて、持続可能な水産業を支えるために、すでに取得している水産エコラベルの維持・更新に取り組んでいます。これにより、サプライチェーン全体を通じて環境意識の向上を目指しています。また、BtoCの側面でも、一般消費者に向けてサステナブルな製品を拡げることで、漁業や水産業における持続可能な取り組みの認知を促す計画を進めています。
地域への感謝と責任の表れ
福一漁業が行う寄付の背景には、地域の海—そして静岡という場所への感謝とその美しさを守りたいという強い意志があります。売上の一部を海保全基金に寄付することにより、会社は環境保護活動に積極的に関与し、持続可能な未来の実現を目指しています。これにより、同社の地域に対する責任感が根付いていることが伺えます。
未来を見据えた取り組み
今後、福一漁業は海の恵みと共にあることを常に心に留め、さらなる取り組みを続けていくことでしょう。地域の美しい海を守るため、ぜひとも他の企業や団体との連携も深化させて欲しいと願います。私たち一人一人の行動が、未来を支える大きな力になることを忘れずに、サステナブルな社会を築いていきましょう。