#植物油 #物流効率化 #持続可能な物流

油脂物流業界が持続可能な未来へ向けて新たな一歩を踏み出す

株式会社J-オイルミルズ、日清オイリオグループ株式会社、昭和産業株式会社は、一般社団法人日本植物油協会と連携し、持続可能な物流の実現を目指す「油脂物流未来推進会議」を発足しました。この取り組みは、2024年度からのトラックドライバーの時間外労働の上限規制により、物流業界が直面する課題に対処するために重要な一歩です。

1. 持続可能な物流の重要性

新たな規制が導入される中、トラックドライバーの労働時間の上限が設けられ、物流業界においては「人材の確保」と「物流効率化」が急務となっています。特に植物油業界は、業務用製品の取り扱いが多く、重量の大きな荷姿やバラ納品など、物流面での負荷が高いのが実情です。これらの課題に対応するため、持続可能な物流の仕組みを構築することが求められています。

2. 環境への配慮と業務の効率化

植物油業界においては、供給安定性を脅かす危機感が高まっています。一般社団法人日本植物油協会では、自主行動計画を策定し、業務用製品に関する啓発活動を進めてきました。この計画に基づく協議機関として立ち上げられた「油脂物流未来推進会議」は、物流の持続性を高めるために、異なる企業間での情報共有や具体的な改善策の検討を行います。

3. 取り組みの内容

本協議体の主な取り組みは、以下のようなテーマに焦点を当てています。

- 業界内の動向把握と共有：特に業務用領域に焦点を当て、物流の現状を把握します。
- 物流効率化施策の検討：新たな物流効率化法を採用し、実施可能な改善策を模索します。
- ホワイト物流の改善事例の共有：発着荷主双方からの具体的な事例を紹介し、課題を明確にします。
- 物流のデジタル化：物流DXやフィジカルインターネットの最新動向を収集し、実践に適用します。

4. 目指す未来

「油脂物流未来推進会議」は、持続可能な物流の実現を目指して、会員企業への情報提供や新たな参加者の呼びかけを行います。この取り組みによって、植物油業界が直面する課題に対し、包括的かつ効果的な解決策がもたらされることが期待されます。

今後も、日本植物油協会を通じて進展状況をお伝えし、持続可能な物流の実現に向けた具体的な成果を多くの方々と共有していく予定です。物流業界が一丸となって、未来の持続可能な社会に向けて取り組んでいく姿勢を示していきます。