環境に優しい！TOPPANの新しい遮光性パウチが登場

TOPPANの新しい遮光性パウチがもたらす未来

TOPPAN株式会社が手がける「チューブなパウチ®」についての新たな開発が話題を呼んでいます。このパッケージは、チューブとパウチの良さを兼ね備えたもので、2020年からの販売により、プラスチック使用量やCO₂排出量の削減を目指してきました。しかし、最新の開発ではそのパウチの新しい形、「遮光性」が追加され、2025年10月より販売を開始します。

環境に配慮したパッケージ

持続可能な社会に向けた取り組みが進む中、パッケージ業界でも環境配慮が求められています。日本やEUでは、新しい規制や目標が設定され、廃棄物の再利用やリサイクルが強調されています。TOPPANはこれに応える形で、新たなサステナブルブランド「SMARTS™」を立ち上げ、環境に優しい包装材の開発に注力しています。特に注目されるのが、光による劣化を防ぐことができる遮光タイプの「チューブなパウチ®」です。

光による劣化を防ぐ技術

従来の「チューブなパウチ®」は、光が当たると成分が劣化することがありました。この問題を軽減するために開発された遮光タイプの裾は、アルミ蒸着フィルムを使用しており、高い遮光性を発揮します。これにより、外箱なしで内容物の品質を保持し、特殊な化粧品や医薬品にも対応できるようになりました。

特に、花王株式会社の化粧品「キュレル潤浸保湿フェイスクリームつめかえ用」にも採用され、実際の市場でのデビューを果たすことになります。このクリームは、粘度がありながらもほとんど残液なく詰め替え可能です。

製品の特長

1. 優れた遮光性: アルミ蒸着フィルムを活用し、光による成分の劣化を防ぎ、高い収納性能を誇っています。
2. 安定した品質: TOPPANが開発した独自の溶着技術で、湿気や光の影響を最小限に抑えた安定した製品を提供します。
3. エコフレンドリー: 薄型の胴体構造により、プラスチック樹脂の使用量を30%削減。環境への負担を軽減しています。

このパウチは、トイレタリーや医薬品、食品分野など多岐に渡る用途が見込まれ、今後の成長が期待されています。2027年までに、その売上は目標の10億円を目指すとのことで、持続可能な社会の実現に寄与する意欲が感じられます。