森永乳業が海外市場向けに乳酸菌を強化!
私たちの健康やライフスタイルに重要な役割を果たす乳酸菌が、いよいよ海外市場にも進出を果たします。森永乳業は「はぴねす乳酸菌Ⓡ」を「LAC-Living+」として、今月12月から販売をスタートさせます。この取り組みは、グローバル企業としての存在感を示す大きな一歩となることでしょう。
独自の乳酸菌を世界へ
森永乳業は、長年にわたり乳酸菌の研究と開発を重ねてきた日本の企業です。選び抜かれた「はぴねす乳酸菌Ⓡ(Lactobacillus helveticusMCC1848)」は、革新的なポストバイオティクス素材として位置付けられ、これまで日本国内では多くの食品に使用されてきました。海外展開に際しては、BtoBチャネルを通じての販売を行います。
健康志向の高まりと市場拡大
最近、腸内細菌に関する研究は目覚ましい進展を見せており、様々な食品への応用が期待されています。特に、健康志向が高まる中、育児用ミルクやサプリメント向けに需要が増加しています。森永乳業は、2029年度までの中期経営計画の中で、海外売上比率を15%以上にすることを目指し、菌体関連市場の成長に注力しています。
LAC-Living+の特徴
「LAC-Living+」は、風味がほとんどないため、他の食品の味を損なうことなく配合できます。また、加熱殺菌体を使用しているため、製造工程での扱いも容易です。これにより、さまざまな食品に安心して組み込むことが可能です。既に日本国内では、2020年から多くの製品に取り入れられ、人気を博しています。
グローバルなブランド価値の向上
海外展開においては、商標「LAC-Living+」を広い範囲で登録し、取引先企業が共通の名称やロゴマークを利用できるようにします。これにより、ブランド価値の向上と競争力の強化を図ることが目指されています。製造は福井工場で行われ、ハラールやコーシャといった国際認証も取得しています。
未来に向けたスタート
森永乳業は、この乳酸菌を通じて「Upliving」をコンセプトにし、皆さまの心と体を軽やかにすることを目指しています。そして、健康な生活と幸福感を提供することを企業の使命と考えているのです。これからの海外市場での展開に、ぜひ注目してください。
社会的意義と記念日
さらに、森永乳業は一昨年3月20日を「はぴ活の日」と定め、一般社団法人・日本記念日協会に認定されています。この日は国連が定めた世界幸福デーであり、企業理念と密接に関連しています。健康と幸福を促進する活動を推進し、社会に貢献する姿勢が示されています。
日本から世界へと飛び立つ「LAC-Living+」。その成長を見守りながら、私たちも健康的な日々を享受していきたいですね。