概要
最近、株式会社RECCOOが運営する『サークルアップ』が実施した調査により、Z世代の大学生がお笑い芸人やテレビ番組に対する意見が浮き彫りとなりました。特に注目されるのは、中居正広氏について約60%の学生が「テレビに不可欠でない」と回答した点です。
中居正広の存在について
調査結果によると、中居氏が不要とされる理由は、最近の事件に伴い、彼に対する印象が悪化したことが一因とされています。また、Z世代は全体的にテレビ離れが進んでおり、そのため関心が薄れていることも指摘されています。多くの大学生はスマートフォンやSNSを通じて情報を取得しており、テレビに求める興味が薄くなっていることが背景にあると言えるでしょう。
松本人志は必要との声
対照的な結果が松本人志氏に対する質問で見られました。こちらでは、およそ56%の大学生が松本氏を「不可欠」と考えているとの結果が得られました。理由としては、彼が数多くの人気番組に出演していることや、お笑い界の象徴的存在であることが挙げられます。また、彼の存在が若者たちの笑いの基盤となっているという意見もあるのです。とはいえ、松本氏のスタンスに対しては、女性の権利を守るべきだという意見も見受けられ、賛否が分かれる状況もうかがえました。
報道に対するZ世代の視点
また、今回の調査で特筆すべきは、約60%の大学生が中居氏に関する報道を「過熱しすぎ」と感じている点です。この意見は、当人同士がすでに解決しているため、報道が過剰であるとのことが多く聞かれました。情報の曖昧性や、各局の報道に時間がかかっていることが原因であると考えられ、Z世代は真実を重視する姿勢が強いことが示されています。松本氏に関する報道でも、64%が同様に過熱と回答しており、報道の在り方に疑問を感じる若者たちのリアルな声が反映されています。
Z世代が求める司会者
興味深いのは、Z世代が考える「テレビに欠かせない司会者」のアンケート結果です。その中で、トップにはくりぃむしちゅーの上田氏が選ばれました。上田氏の出演番組には『しゃべくり007』や『今夜はナゾトレ』などの人気番組があり、若者からの支持が強い要因となっています。また、内村氏や有吉氏も高評価を得ており、彼らが出演する番組が多くの人々に支持されていることが窺えます。
まとめ
今回の調査結果からは、Z世代がテレビの今後に対して厳しい目を向けていることが明らかになりました。中居正広氏と松本人志氏という二人の代表的なお笑いタレントの存在意義を再考する必要があるというメッセージが込められています。この現象は、テレビ業界が求めるべき多様性や新しい価値観の形成にもつながることでしょう。若者のリアルな声を聞くことは、今後のテレビのあり方を考える上で非常に重要です。
株式会社RECCOOとサークルアップについて
この調査は、株式会社RECCOOが提供するクイックリサーチツール『サークルアップ』によって実施されました。サークルアップは、2000名以上の現役大学生が登録しており、スピーディなデータ収集を可能にしています。リアルなZ世代の声を知りたい企業にとって、貴重なデータソースとなっています。このような調査結果をもとに、今後もZ世代の本音を届けていくことで、世代間の理解を深めたいと思います。