エミリア・ロマーニャの魅力
2025-10-02 16:06:18

2025年大阪万博イタリア館で味わう魅力的なエミリア・ロマーニャ州の食文化とアート

イタリア館に集まったエミリア・ロマーニャの魅力



2025年に開催予定の大阪万博が間近に迫っていますが、その中でも特に注目を集めているのが、イタリア館で行われたエミリア・ロマーニャ州のPRウィークです。このイベントは、9月21日から27日までの間に本場の食文化とアートの魅力を日本の皆さんに紹介することを目的としていました。

エミリア・ロマーニャ州の食文化


エミリア・ロマーニャ州は、イタリアの中でも特に美食の地として知られており、パルミジャーノ・レッジャーノやバルサミコ酢、ワインなど、数々の高品質な農産物が生産されています。この地域は、農業用地が広大であり、約104万ヘクタールの土地が耕作されています。農業や食品産業に従事する人々の数はおよそ12万人を超えています。

イベントの初日は、エミリア・ロマーニャ州知事ミケーレ・デ・パスカーレ氏による記者会見からスタート。続いて行われた壮大なホールでのパルミジャーノ・レッジャーノのカットセレモニーと試飲会は、地元のオペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティの映像や「リッショ」音楽の演奏によって華やかに盛り上がりました。

地域の誇りと品質


エミリア・ロマーニャ州の製品は、日本国内でも高く評価されています。輸出の1.6%を占め、国際市場においては15位という位置にあります。その裏には、80.5%の有機農産物が、主に人間と家畜の飼料として利用されている実態もあります。また、すでに44のDOP(原産地名称保護)やIGP(地理的表示保護)製品が存在し、さらなる市場開拓の可能性を秘めています。

環境に配慮した農業


「どんなに高品質な製品を提供しても、持続可能性が無ければ未来はありません」とミケーレ知事は語ります。環境に優しい農業方法に取り組むエミリア・ロマーニャ州は、地元の農産物を大切にしながら、世界へと発信する役割を担っています。

芸術とテクノロジーの融合


もう一つの注目ポイントが、イタリア館で展示された現代アート作品「pneumOS」です。この作品は、データや科学といった現代要素と古典美術との対話によって、全く新しい体験を提供します。空気の質に関するデータを音楽や動きに変換し、「呼吸」として表現するサイボーグオルガンのような作品は、鑑賞者に深いメッセージと感動を与えます。

この作品を手掛けたアーティストのオリアナ・ペルシコ氏は、「共感やつながりを生み出すために設計された機械を通じて、新しい感性に基づくグローバリティを喚起することが主目的です」と語っています。また、持続可能性への理解を促進する役割も果たしています。

結論


エミリア・ロマーニャ州のPRウィークは、ただの食文化紹介にとどまらず、アートや農業の持続可能性といった重要なテーマを全世界に発信する機会となりました。これらの取り組みが、日本とイタリアの架け橋となり、さらなる交流へと繋がることを期待しています。


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