東大発ヘルスケアスタートアップissinが資金調達
東京大学発のヘルスケアスタートアップ、issinホールディングス株式会社(以下「issin」)が、UTECとオープンイノベーション推進の2つの投資事業者をリードとして、合計6.3億円の資金調達を実施しました。これにより、累計調達額は11.7億円に達しました。本資金は現在の事業拡大や新規事業の開発、さらには海外展開に活用される予定です。さらに、2024年内にはスリープテック分野にも新たに参入する計画を立てています。
issinのビジョンとサービス
issinは、「生命力溢れる世界を実現する」というビジョンを掲げ、健康維持・増進を実現するためのさまざまなサービスを開発・提供しています。その中には、体重測定ができる「スマートバスマット」、簡単に運動習慣を身につける「Smart 5min」、そしてAIと専門家が連携して健康アクションを提案する「Smart Daily」が含まれます。
これらのサービスは、日常生活に自然に組み込まれる設計がされています。家庭でのお風呂上がりに体重を測るだけで健康管理が行える「スマートバスマット」は、特に注目されており、利用者の測定継続率は90%を超えています。
2024年にリリースされる最新モデルは、体脂肪率や筋肉量を測定できる機能を搭載しており、ユーザーはアプリを通じてデータ管理を行うことが可能です。これにより、健康管理が自動で行える環境が整えられます。
サービス紹介
スマートバスマット
「スマートバスマット」は、お風呂から上がった時に自動で体重を測定する製品です。インテリアとしたデザインには、ポケモンやミニオンなどの人気キャラクターが採用され、使用者が楽しめる要素も持っています。さらに、測定データはアプリに自動で記録され、健康に関するアドバイスも受けられます。
Smart 5min
「Smart 5min」は、わずか5分間でできる運動習慣を提案します。AIが心拍数をもとに運動強度を調整することで、初心者でも気軽に運動が取り入れられる環境を提供しています。エクササイズ中にリアルタイムで心拍数を表示する機能もあり、達成感を得ながら運動ができます。
Smart Daily
「Smart Daily」は、資格を持つコーチとAIが連携し、個々の生活スタイルに戦略を提供します。特に肥満リスクの高い方々への具体的な支援が行われ、導入企業でも大きな成果を上げています。
投資家の期待
株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズのCEOである郷治 友孝氏は、issinが新たな健康管理の可能性を開く製品を次々に投入していることに期待を寄せています。また、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社の古川圭祐氏も、さまざまな機会を通じての成長を嬉しく思っていると言います。
まとめ
issinは、今後も技術革新を進め、様々なニーズに応じたヘルスケア機器やサービスを展開していく予定です。同社の取り組みは、私たちの健康を日常生活で手軽に管理する新たな手法を提供。これからの進展に目が離せません。詳細は
issinの公式サイトで確認できます。