よーじや、新たなロゴで進化を遂げる
京都を代表するブランド、よーじやが2025年3月に発表した新しいブランドロゴに伴い、2025年12月から一部パッケージデザインを刷新します。今回はその背景と意義について詳しく見ていきます。
ブランドロゴ変更の背景
よーじやは、1904年に「國枝商店」として創業以来、女性の美と身だしなみをサポートしてきました。特に1965年に登場した「手鏡に映る女性」のロゴマークは、長年にわたり多くの人々に親しまれてきました。このロゴが表紙を飾ったあぶらとり紙が1990年代に流行し、国内外問わず愛される存在となったため、ブランドとしての認知度は高まっています。
一方で、観光客向けの「おみやげ」のイメージから「おなじみの店」への移行が難しいとの見解から、リブランディングを決定しました。新たなロゴは、日常の生活に寄り添ったデザインであり、現代のライフスタイルに調和した形になっています。
新しいパッケージに期待
よーじやの新しいパッケージデザインは、旧デザインがなくなり次第、順次切り替わります。このため、店舗やオンラインショップではしばらくの間、旧パッケージと新パッケージが同時に並ぶことに。品質や商品内容はそのままで安心してお使いいただけるとのことです。
また、旧ロゴマークは一部商品のパッケージにおいて引き続き使用されますので、懐かしさと新しさの両方を感じることができそうです。
京都に根ざした「おなじみの店」を目指して
よーじやは創業120年を迎える2024年に向けて、地域の人々にとっても身近な存在であることを重視しています。観光客のための「おみやげ」だけでなく、地元の人々にも親しまれるブランドへと進化することを目指しています。
新たに発表されたコーポレートスローガン「みんなが喜ぶ京都にする」も、地域社会への貢献を強調しています。
新業態「26(にーろく)ダイニング」の誕生
2025年11月には、京都府の26市町村と連携した新たな業態「26(にーろく)ダイニング」がオープン予定です。これは地元の生産者とつながり、価値を広く伝えることを目的としています。この新しい取り組みにより、地域のものづくりをさらに促進し、京都の魅力を発信していく狙いです。
大きな挑戦への前向きな姿勢
新しいロゴ、コーポレートキャラクター「よじこ」の導入は、よーじやにとって大きな挑戦となります。しかし、それは自らのブランドの進化を示すものでもあり、地域への愛情を強調する機会です。よーじやはこれからも、愛され続けるブランドであり続けるために、自らを変革し続けていく姿勢を持っていると語ります。
日常使いから特別な贈り物にまで、多彩な商品展開を行っているよーじや。新しいロゴとデザインで、さらなる親しみを感じられるようになることを期待しています。