すかいらーくグループ、関西での再エネ導入を加速する新たな取り組み

すかいらーくグループ、関西での再エネ導入を加速

株式会社すかいらーくホールディングスが新たな挑戦をスタートさせました。4月1日より、関西エリアの85店舗において、関西電力株式会社およびKDS太陽光合同会社が提供するオフサイトPPAサービスを導入します。このサービスは、敷地外に設置する太陽光発電設備を活用し、再生可能エネルギーの電力を長期的に購入する仕組みです。

オフサイトPPAサービスとは？

オフサイトPPA（Power Purchase Agreement）サービスは、再生可能エネルギーを使った電力供給の一形態です。従来の発電方式ではなく、遊休土地等を活用して新たに設置した太陽光発電設備からの電力を契約することで、環境に配慮した運営を実現します。これにより、すかいらーくグループは年間2619MWhの電力を再生可能エネルギーで賄うことが可能となります。

さらに、この取り組みにより、年間約1097トンのCO₂排出量削減が期待されています。これは、環境問題にどれだけ真剣に取り組むかという企業の姿勢を示す大きな一歩に他なりません。

環境配慮モデル店舗の先駆け

すかいらーくグループは、2023年8月に東京都東村山市にオープンした環境配慮モデル店舗では、すでに太陽光発電をご導入しています。これにより、これまでに166の施設で太陽光発電が既に導入されており、年間で約3300トンのCO₂削減を実現しています。このような取り組みを通じて、すかいらーくグループは、持続可能な運営を目指し、調達・製造・物流・店舗運営の全てのサプライチェーンにおいて脱炭素化を加速していく方針です。

2050年に向けた目標

すかいらーくグループは2050年までに実質ゼロのCO₂排出を目指しています。この長期的な目標に向けて、小さな一歩を着実に進めています。環境に配慮した取り組みは、企業にとっての社会的責任でもあり、また、顧客に対しても誠実であるための重要な基盤です。

オフサイト型コーポレートPPAサービスの導入は、単なる環境対策にとどまらず、今後の企業活動においても大きな影響を与えそうです。すかいらーくグループのこの新しい挑戦が、多くの企業や業界に良い影響を与えることが期待されます。