新卒採用の変革
2025-12-15 13:48:21

ロート製薬が新卒採用の新しい形「Entry Meet採用」を開始します

ロート製薬が実施する新しい採用スタイル「Entry Meet採用」



ロート製薬株式会社は、2027年4月入社に向けた大学生・大学院生ターゲットの新卒採用プロセスに革新をもたらす「Entry Meet採用」を導入します。この取り組みでは、従来のエントリーシートによる書類選考を廃止し、学生と人事担当者が直接対話を行う15分間の面談が初ステップになります。

なぜ「Entry Meet採用」を導入したのか



採用の初期段階において、エントリーシートやAIを用いた面接が依然として一般的ですが、ロート製薬は学生一人ひとりの個性を正しく理解できていないという問題意識を抱いていました。AI面接は確かに有効ですが、全てのプロセスが学生や企業にとって最適かどうか、再評価する必要があると感じるようになったのです。

企業にとって、採用活動が効率化される中で学生が多くのエントリーを行う現状は、必然的にミスマッチを生むリスクを孕んでいます。ロート製薬は、求職者と企業が共に未来を描ける関係性が重要であるとし、直接の対話を通して価値観やビジョンを共有するプロセスを採用することとしました。

「Entry Meet採用」の具体的な内容



この新しい採用制度は2026年1月16日から全国8拠点で実施されます。応募方法は、2025年12月15日から必要書類を採用マイページから提出し、Entry Meetの枠を予約することでスタートします。面談は私服推奨での15分間の対話形式。開催地域は、札幌、仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、広島、福岡の8か所です。

このEntry Meetは原則対面で行われますが、海外の大学に通う学生などが物理的に参加できない場合には、オンライン参加も考慮されています。

採用担当者の想い



「Entry Meet採用」の導入は、就職活動が“合格するための対策”に偏っていることへの危機感から生まれました。エントリーシートだけで学生の本質を理解することはできず、一人ひとりの可能性を見極めるためには直接会って話すことが不可欠です。ロート製薬は、採用を“共に未来を創る仲間探し”とし、この新しい形が就職活動の見直しにつながることを期待しています。

今後の展望



ロート製薬は、社員の自律と成長を重視し、個人と会社の共成長を目指しています。それに加え、リスキリング休職制度やビヨンド勤務などの新たな働き方を整備しており、学生の個性やビジョンを理解するために、私服での選考推奨や実践型インターンシップの拡充を目指しています。

「Entry Meet採用」は、社員の自律的な成長を促進する取り組みの一環であり、より良い未来を共に築くための第一歩と位置付けています。心から学生と向き合い、個々の個性と可能性を最大限に引き出す採用プロセスの進化を進めていく決意を持っています。


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