オフィスでアイスを楽しむ新しい健康習慣の提案
最近、働き方に新たな風が吹いています。この度、コクヨ株式会社は東京品川オフィスで「毎日アイスを食べて健康になれるオフィス」という期間限定オフィスを設営しました。この取り組みは、社員の健康を促進するだけでなく、コミュニケーションの場ともなっています。
美味しさと健康を両立する「SUNAO」アイス
江崎グリコとの共同企画で始まったこのオフィスでは、「SUNAO」シリーズのアイスクリームが社員に無料で提供されています。これらは一般的なアイスクリームに比べ、糖質が控えめでありながらも美味しさを保っているのが特徴です。実際、オフィスの開設から3ヵ月間で4,976個のアイスが消費され、社員の健康意識の向上に寄与したと言われています。
健康データの測定で意識改革
特に注目すべきは、最終糖化産物(AGEs)の無料測定も行われたことです。社員は自分のAGEsスコアを計測し、健康状態を自身の手で確認できる機会が提供されました。この取り組みの結果、約4割の社員がスコアの改善を実感し、健康への意識が高まったようです。さらに、約9割の社員がこれにより出社意欲が向上したと回答しています。
健康セミナーで知識を深める
また、取組の一環としてさまざまな健康セミナーも実施されました。講師には江崎グリコのグループ広報部の青山氏や、コクヨの産業医である山明氏が招かれ、糖質についての理解を深めるセミナーが行われました。これにより、糖質の適正化について考えるきっかけが得られた社員も多かったようです。
社員同士のコミュニケーションが生まれる場
このオフィスの良いところは、アイスを楽しむことで自然と社員同士のコミュニケーションが生まれる点です。普段話さない社員との新たなつながりができることで、より良い職場環境が実現されています。自由回答のアンケートでも、アイスの存在が「話しやすい環境」を作り出したと多くの社員が話しています。
まとめ
「毎日アイスを食べて健康になれるオフィス」という新しい試みは、社員の健康意識の向上だけでなく、出社意欲やコミュニケーションの活性化にも寄与しました。この取り組みは、今後他の企業にとっても参考になる健康促進施策の先駆けとなるでしょう。社員が楽しみながら健康を意識できる環境作りは、これからの働き方においてますます重要な要素となっていくに違いありません。