ほんタメ文学賞受賞作の魅力
2025-09-08 10:58:07

人気YouTubeチャンネルが贈る「ほんタメ文学賞」受賞作品の魅力とは

ほんタメ文学賞受賞作『魔女の館の殺人』の魅力



人気のYouTubeチャンネル「ほんタメ」が主催する文学賞で、三日市零の小説『魔女の館の殺人』がたくみ部門の大賞に選ばれました。この作品がなぜ選ばれたのか、作品の内容や背景について詳しく掘り下げていきましょう。

ほんタメ文学賞とは


「ほんタメ」は教育系YouTuberのヨビノリたくみさんと女優の齋藤明里さんがMCを務める、読書好きにはたまらないエンタメ情報バラエティチャンネルです。登録者数14.3万人を誇る同チャンネルでは、半年ごとに開催される文学賞を通じて新しい作品や作家が紹介されます。

文学賞では、たくみ部門(ミステリー)とあかりん部門(純文学・エンタメ)という二つの部門が用意され、候補作や大賞を生配信で発表する新しいスタイルが話題を呼んでいます。2025年の上半期を対象とした第9回では、9月6日に受賞作が発表され、三日市零さんもゲスト出演し、受賞の喜びや執筆への情熱を語りました。

受賞作『魔女の館の殺人』のあらすじ


本作『魔女の館の殺人』は、理学部に通う大学二年生の進藤理人とルームメイトの柏木詩文が主役です。二人は性格こそ異なるものの、「謎解き」という共通の趣味で意気投合します。ある日、二人は山奥の洋館で行われる脱出ゲームに参加。ただ、このゲーム中に見つかった焼死体から、事態は急展開。恐怖の中、次の犠牲者が現れる中、九つの謎を解き明かすことでしか脱出はできないのです。このリアル謎解きミステリーは、読者に参加型の刺激を与えてくれます。

著者・三日市零の背景


著者の三日市零さんは福岡出身で、慶應義塾大学を卒業。2023年には『復讐は合法的に』でデビューを果たし、その後多くのファンを魅了しました。この作品が初めて書かれた小説で、元々脱出ゲームが好きな彼がコロナ禍の時期に執筆を開始しました。驚くべきことに、初めて書いたその小説は短期間で完成してしまったというエピソードも。

新感覚のミステリー


『魔女の館の殺人』の特徴は、謎解き問題が作品中に随所に挿入されている点です。読者は主人公たちと共に謎を解くことで、脱出ゲームの緊張感を体験できます。この新しいスタイルは、今までにない読み方を提供しており、多くの読者を引き込む要因となっています。ぜひ、皆さんもこの作品を手に取って、一緒に謎解きに挑んでみてはいかがでしょうか。

書誌情報


  • - 書名: 魔女の館の殺人
  • - 著者: 三日市零
  • - 定価: 880円(税込)
  • - 発売日: 2025年5月15日
  • - 発行: 株式会社ハーパーコリンズ・ジャパン
  • - 判型: 文庫判
  • - ページ数: 400
  • - ISBN: 978-4-596-96275-1

ぜひ、『魔女の館の殺人』を通じて新たな読書体験を楽しんでください。この作品はミステリーのジャンルに新しい風を吹き込むことでしょう。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: ほんタメ 魔女の館の殺人 三日市零

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。