異色の経歴を持つDJが語る、ラジオの魅力と選曲の美学

FMヨコハマの開局40周年を迎えた記念すべき年、特別番組「VOICE CROSSING」でDJの北島美穂さんと植松哲平さんが意外なコラボレーションを展開しています。2人は、アナウンサーとお笑い芸人という異なる経歴を持つDJとして、日々ラジオの空間を作り上げています。今回は彼らが「ラジオDJ」として大切にしていることを深掘りし、その魅力をお届けします。

異色の経歴を持つ二人の出会い

北島美穂さんはアナウンサーとしてのキャリアを積んだ後、ラジオDJへ転身。彼女は、ラジオの中でリスナーに直接語りかける際、「言葉」や「トーン」を駆使して、視覚を超えた表現が必要だと感じています。彼女は「聞く力」がラジオDJにとっての最も重要な資質と語り、リスナーの反応を察知することで、より深いコミュニケーションが築けると信じています。

一方で、植松哲平さんはお笑い芸人からラジオの世界へ入った異色の経歴を持つ方です。彼は音楽とトークの融合を大切にしており、特に選曲に対する強いこだわりを持っています。彼は、「ラジオDJになる理由はいい選曲をすること」と明言し、自身が心から好きな曲をリスナーに届けることが重要だと述べています。

ラジオDJの美学

植松哲平の選曲とは

植松さんは、「Tresen」という番組の中で、リスナーとの接点を音楽に求めています。彼は、楽しいトークの後に流れる曲が、どのようにリスナーの心に響くかを考え、選曲を行っています。彼の隠れた熱意は、毎回選曲に込められた想いの中に表れています。「この曲を流すことで、リスナーにどのような感情を届けられるのか」といった視点から、楽曲を選び、そのセンスは多くのファンに支持されています。

北島美穂の「聞く力」

北島さんは、ラジオの中で視覚的な情報を持たないため、聴覚を最大限に活用することの重要性を強調しています。そのため、彼女のトークは多様な色彩感覚や感情を表現するように工夫されています。「聞く力」が強くなると、リスナーの隠れた声や思いを受け取ることができ、より深いコミュニケーションが成立すると語ります。これは、彼女が大切にしている「心に届くメッセージ」をより一層磨く手段でもあります。

プライベートでも親交の深い二人のトーク

二人の親しい関係性は、放送中も自然に伝わってきます。普段は話さないような気心に知れたトークが繰り広げられ、リスナーにとって特別な時間がプレゼントされます。彼らの掛け合いは、音楽やトークの背後にある情熱や想いに触れ、リスナーの心をつかむ瞬間を生み出します。

この番組は、通常のラジオとは一味違った、独自の魅力に満ちています。

Podcastでも楽しめる「VOICE CROSSING」

「VOICE CROSSING」は毎月第1日曜日の20:00~21:00に放送中ですが、放送までの時間でも楽しむことができるPodcastエディションが配信されています。普段は聞けない未公開トークも楽しめるこの番組をぜひチェックしてみてください！

各Podcast配信プラットフォームにて配信中です。FMヨコハマのPodcastポータルやApple Podcast、Spotifyでもお楽しみいただけます。

FMヨコハマは1985年に開局した神奈川県の独立系FM局で、地域に根ざした情報発信を行っています。417.0MHzで音楽と地域の情報をお届けしています。開局40周年を迎える2025年には、さらなる進化に期待が高まります。