ティファニー、モナコでのハイジュエリーの栄誉
ティファニーが、モナコで行われた初の「Grand Prix de la Haute Joaillerie」(GPHJ)において、特別賞とヘリテージ賞を受賞しました。この受賞は、世界のハイジュエリーにおける芸術性と職人技を認めるものであり、トレーサビリティと責任ある調達に取り組むブランドとしてのティファニーの姿勢が際立っています。
授賞式は、歴史的な会場であるサル・デ・ゼトワールで行われ、ジュエリー界の著名ジャーナリストであるファビエンヌ・レイボーが審査員長を務めました。ティファニーの作品は、職人技、革新性、そして伝統において圧倒的な評価を受けました。
ティファニー社長兼CEOのアンソニー・ルドリュ氏は、「約200年にわたり、私たちは技術とデザインの限界を挑戦し続け、多様性を追求してきました。この受賞は、その努力の結果として誇りに思います」と語っています。
受賞作品のご紹介
特別賞を受賞した「カスケード ナチュラル ソルトウォーター パール ネックレス」は、普遍的な美しさと優れたクラフトマンシップを体現しています。このネックレスは、全体で約75カラットの海水真珠と1,276石の輝くダイヤモンドが組み合わされています。デザインは、ティファニーのチーフ アーティスティック オフィサーであるナタリー・ヴェルデイユとそのデザインスタジオによるもので、自然の美しさを讃えた流れるような形状が特徴です。
シューティング スター ネックレスは、ティファニーの象徴であるリボンのモチーフが流れ星を思わせるデザインで、約19カラットのDカラーエメラルドカットダイヤモンドが使用されています。独自の技術で、中心のダイヤモンドはリングとしても使用可能で、これがティファニーの独創性を示す一例です。
さらに、ヘリテージ賞を受賞した「バタフライ チョーカー」は、1956年にデザインされたもので、蝶をモチーフにした美しいネックレスです。近年、このデザインが新たな解釈を加えられ、再び注目を集めています。
GPHJガラの華やかさ
今回の受賞は、ティファニーがハイジュエリー界のリーダーとしての地位を確固たるものとした証です。GPHJガラでは、国際的な著名人が招かれ、ティファニーの革新性と卓越した職人技が称えられました。ミシュラン星厨による料理やプレゼンテーションが一夜を彩り、育まれた伝統と未来への展望が交錯しました。
全体を通じて、ティファニーは贅沢なデザインと継承された技術によって、ハイジュエリーの新たな世界を切り拓いています。今後も、創造性と責任を持ち続け、私たちの目を楽しませてくれることでしょう。