江戸まくらの魅力
2025-04-15 08:00:21

江戸時代の伝統を現代に蘇らせる『江戸まくら』プロジェクト

江戸時代のまくらが現代に甦る!



歴史のある寝具メーカー、富士ベッド工業株式会社が新たに始動した『江戸まくら』プロジェクト。このプロジェクトの目的は、江戸時代に使われていたまくらを忠実に再現することです。創業68年を誇る老舗の技術に期待が寄せられています。

江戸時代には「寿命三寸、楽四寸」という言葉がありました。これは、長生きしたければ低めのまくら(三寸=約9cm)を選び、髪型を崩さないためには高めのまくら(四寸=約12cm)が適しているという意味です。現代でも朝の身支度は気を使うものですが、当時の人々も同じ悩みを抱えていたのですね。

レプリカの魅力と実用性



今回製作されるレプリカのまくらの高さは約15cmになる見込みで、江戸時代の本来のまくらの高さには及びません。そのため、実用的な快眠を促すというよりは、文化や歴史の象徴としての価値が高いと言えるでしょう。海外の友人へのお土産や、インテリアとして利用できることを想定しています。

この江戸まくらの特徴の一つは「箱まくら」です。箱まくらには、底面が平らな一般的なものと、緩いカーブをデザインした船底まくらがあります。船底まくらは寝返りをしやすく設計されており、独特の使用感が感じられるでしょう。

また、平らな底面のまくらには引き出しがついているものもあり、「大切なものは枕元に」という古い言い習わしを思い出させるデザインになっています。江戸時代には、こうしたまくらが婚礼の際の贈り物としても利用されたことがあるとのことです。

枕博物館で歴史を体感しよう



富士ベッド工業の本社には『枕博物館』という施設があり、古代から現代までのさまざまなまくらが展示されています。興味のある方は、ぜひ訪れてその魅力を直に感じてみてください。特に、展示されているまくらは実際に使用されていたもので、来場者は触れたり、時には使用方法を学ぶこともできます。この貴重な経験が、まくらの歴史をより深く理解する手助けとなるでしょう。

もう一つの目玉は、今年の夏を快適に過ごすための「接触冷感まくらLupo」です。触れるとひんやり感じるジェルシートと極小パウダービーズの組み合わせにより、どんな頭の形にもフィットします。このまくらを使って寝苦しい夜を乗り切り、より良い睡眠を得られること間違いなしです。

富士ベッド工業の未来



富士ベッド工業株式会社は1957年に設立され、現在も成長を続けています。公式サイトや各種 SNS で最新情報を発信しており、オンラインショップも運営しています。江戸時代の伝統を感じつつ、現代的な快適さを兼ね備えた製品を通じて、私たちの生活をより豊かにしてくれることでしょう。これからも目が離せない企業ですね。


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