レゲエとストリートカルチャーを語る石井EC志津男の新書、発売間近

石井“EC“志津男の新書『Tail of Riddim』が発売

日本のレゲエとストリート・カルチャーを体現する存在、石井“EC“志津男が、自身の経験や影響を語る書籍『Tail of Riddim レゲエとストリート・カルチャーの話1979-2020』が、2025年11月14日に発売されます。本書は、彼が大きく貢献してきた音楽シーンを振り返り、また、貴重な資料も豊富に含まれています。

株式会社リットーミュージックが発行するこの書籍は、石井が監修し、多数のインタビューを取り入れた協力体制で構成されています。彼の活動の一環として生まれたフリーペーパー『Riddim』や、ミュート・ビートのマネジメント、さらには数多の海外アーティストの招聘など、日本におけるレゲエの発展には欠かせない存在です。他にも、キング・タビーのカッティングによるダブ・プレートや、映画『ロッカーズ』の日本初公開時のポスターなども収められており、レゲエファンにはたまらない内容となっています。

インタビューの多様性

本書では、文化デリックの川勝正幸と下井草秀、ILL-BOSSTINO（THA BLUE HERB）、八幡浩司（24×7 RECORDS）、USUGROW＋若林廣之（POSSESSED SHOE）、有太マンといった多彩なゲストが聞き手となり、異なる視点から石井の人生やカルチャーについて引き出しています。これにより、単なる伝記的な内容にとどまらず、読者にとっても魅力ある作品に仕上がっています。

豊富な資料と写真

また、石井自身が撮影したレゲエ・ミュージシャンのポートレートや、オーバーヒート・レコードのディスコグラフィー、さらには『Riddim』の全表紙など、視覚的にも楽しめる豊富なカラーページが特徴です。それぞれのページには、ストリート・カルチャーの魅力にあふれた資料が掲載され、レゲエファンにはたまらないコレクションとなっています。

ライヴ・イベントの開催

さらに、本書の出版を記念して、極めて豪華なライヴイベントも予定されています。2025年11月21日、渋谷クラブクアトロで開催され、このイベントにはもともと関西からのバンドや、UKからのアーティストも来日するなど、国際色豊かなラインナップが揃っています。出演予定のアーティストには、Matt Sounds、HOME GROWNをはじめ、Moomin、PUSHIM、H-MANなどが名を連ね、石井との深い関係を持つRankin’ Taxi、Hakase-Sunも期待されています。

豊かな歴史を次世代に

書籍『Tail of Riddim』は、レゲエとストリート・カルチャーの複雑で豊かな歴史を次世代に伝える貴重な資料となるでしょう。石井の熱い思いが込められたこの一冊は、単に音楽の歴史を超えた文化の重要さを伝えてくれるはずです。

リットーミュージックによるこの書籍は、レゲエに関心がある方だけでなく、文化やアートに興味のある方にもぜひ手に取ってほしいと思います。彼の足跡を辿りながら、日本のストリートカルチャーの真髄を知ることのできる機会です。