女性のキャリア形成を支援するセミナー「LADY, GO UP!」の開催
2025年10月16日、業界の垣根を越えて、食品企業6社の女性社員が集まり、女性のキャリア形成をテーマにしたセミナー「LADY, GO UP!」が行われました。このイベントは、企業の枠を超えた多様なキャリアの在り方を知る貴重な機会となりました。
セミナー概要
「LADY, GO UP!」は、サッポロホールディングス、ニチレイフーズ、日清製粉グループ、森永製菓、森永乳業、ロッテホールディングスの6社が共同で開催したものです。参加者は全部で47名、基調講演とワークショップを通じ、他社の女性管理職の経験や考え方を直接聞くことで、自身のキャリア形成に役立つ学びを得ることを目的としています。
基調講演の内容
初日の基調講演では、元ポーラ社長で現在はMASHING UP理事の及川美紀氏が登壇し、「ロールモデルから活躍のヒントを得る」をテーマにお話しされました。及川氏は、自身のキャリアは一つの山登りのようなもので、リーダーとしての成長には失敗や葛藤も不可欠であることを語りました。「可能性の扉は自動ドアではない。開けようとし続けることで様々な人が助けてくれる」との言葉は、参加者たちに強く響きました。
ワークショップの実施
2日目には、参加者がそれぞれの経験を共有するパネルディスカッションが行われ、各社の女性リーダーたちがそれぞれのキャリアの曲線を語りました。「特定のひとりをモデルにするのではなく、自分に合ったキャリアを形成していくパーツモデルの考え方が印象に残った」と、多くの参加者が述べました。これにより、より多様なキャリアのイメージを得ることができたとの声も聞かれました。
参加者の感想
参加者からは「普段触れることができない多様な価値観を学べた」「私の中にあった固定観念に気づけた」といったポジティブな反響が寄せられ、自分自身のキャリアに対する新たな視点を得た様子が伺えました。また、同年代の他社の女性たちと交流し、共通の悩みや経験を共有できたことが心のサポートにもつながったとの意見もありました。
「Co-ALIVE」の取り組み
このセミナーは、食品企業グループ「Co-ALIVE」によるDE&I(多様性・公平性・包括性)推進の一環として開催されています。「Co-ALIVE」は、企業が共に持つ組織文化や価値観を超えた取り組みを進め、多様なキャリアの育成や職場環境の改善を目指しています。そのため、多様性を尊重する意識を組織全体に浸透させるために様々なプログラムを実施しています。
「LADY, GO UP!」は、多様なキャリア構築の場として、今後も続いていく予定です。参加者の内面での変化が、企業の未来を変えていくきっかけになることを願っています。このような有意義なイベントを通じて、女性のさらなる活躍が促進されることに期待が寄せられています。