タマノイ酢の挑戦
2025-10-07 13:08:09

タマノイ酢、新たな挑戦!合弁会社「玉之井(北京)」設立

タマノイ酢、新たな挑戦!合弁会社「玉之井(北京)」設立



タマノイ酢株式会社が、新たな一歩を踏み出しました。2025年10月に、大連天鵬食品と株式会社丸王との共同出資により、合弁会社「玉之井(北京)商貿有限公司」を設立することを発表しました。この取り組みは、海を越えて日本の食文化を広める重要なステップとなることでしょう。

和食ブームの背景と成長の可能性



世界的に見れば、和食ブームは確実に成長を続けています。2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されたことをきっかけに、海外の日本食レストランの数は2006年から2023年にかけて約8倍に増加しました。特にアジア地域では、その数が最も多いとされており、日本の食文化に対する関心が高まっています。

タマノイ酢も、2008年に海外事業部を設け、日々商品の輸出を行ってきました。現在ではアジア、北米、ヨーロッパ、オーストラリアなど、約50か国に展開し、現地生産の拠点も構えているため、スムーズな供給体制が整っています。

合弁会社「玉之井(北京)」の設立



設立される合弁会社の社名は「玉之井(北京)商貿有限公司」。「TAMANOI(BEIJING)TRADING CO.,LTD.」としても知られます。所在地は中国北京市朝阳区の中心部で、これによりアジア市場へのアクセスが一層容易になります。特に、食酢市場の需要が高まっている中国において、タマノイ酢の進出は大きな意味を持つでしょう。

社長には王 宇鵬氏が、総経理には西辻 耕治氏が就任し、強力なリーダーシップのもとで運営されます。設立時の資本金は17万人民元で、事業内容には酢や各種調味料及び飲料の卸売、輸入、代理業務などが含まれています。

経営理念と未来への挑戦



タマノイ酢の代表取締役社長、播野貴也氏は、「『繋がり』を原動力に未来の可能性に挑戦する」という理念を持ち、これまでにも革新的な製品を次々と世に送り出してきました。日本初の粉末酢「すしのこ」や業界初のビネガードリンク「はちみつ黒酢ダイエット」など、その挑戦が数々の支持を集めています。

今回の合弁会社設立は、国内外での食酢市場の拡大を目指す新たな挑戦と位置付けられています。播野社長は、中国やアジア市場での新たな価値創造に向けた意気込みを語り、世界的に認知される企業を目指していくとしています。

天鵬食品と丸王の概要



この合弁会社の設立には、大連天鵬食品と株式会社丸王の協力も欠かせません。天鵬食品は1994年に設立され、中国の食品市場で強い影響力を持つ企業です。丸王は比較的新しい企業ですが、急成長を遂げています。

今後の展望



「玉之井(北京)」の設立によって、タマノイ酢は東アジア市場のニーズを的確に捉え、さらに多くの消費者にアプローチできると考えています。この新たな一歩が、タマノイ酢が世界の食文化においてさらに大きな役割を果たすきっかけになることに期待が寄せられています。今後、この取り組みの進展に注目です。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: タマノイ酢 丸王 大連天鵬食品

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。