スーパーマーケットのプライベートブランド比較調査!
最近のスーパーマーケットは、プライベートブランドの強化に力を入れています。2024年には、約82%のスーパーマーケットでプライベート商品の取り扱いが開始されました。これにより、粗利益の確保や企業ブランドの向上のほか、消費者に安心感を与える商品を提供する目的も果たしています。
人気のプライベートブランド
今回の調査では、特に注目したい3つのプライベートブランドについて掘り下げてみましょう。イオンの「TOPVALU(トップバリュ)」、「セブンプレミアム」、そして西友の「みなさまのお墨付き」です。各ブランドのコンセプトや消費者の印象について詳しく見ていきます。
TOPVALU(トップバリュ)
「TOPVALU」に対する消費者の良いイメージは「コストパフォーマンスが高い」(53.7%)や「安心できる」(9.8%)といった回答が得られました。また「品揃えが良い」との意見も8.3%あり、全体的にコストパフォーマンスの高さが際立っています。
公式HPでは「TOPVALUは毎日のくらしに新しいアイデアとワクワクをお届けします」と謳われていますが、実際には「斬新な商品がある」と感じている消費者はわずか2.8%にとどまります。これは、企業が期待する価値と消費者が実際に感じている印象にギャップが存在していることを示唆しています。
セブンプレミアム
次に「セブンプレミアム」の良いイメージに関しては、「おいしい」が29.0%、「高品質」が18.2%、「コストパフォーマンスが高い」が13.9%と、味や質への評価が高いことが特徴です。セブン&アイ・ホールディングスの公式HPによれば、セブンプレミアムは価格競争力を持ちながらも、おいしさや安全性を追求しています。開発から20年近く経つ今でも当時のこだわりが消費者に受け継がれていることがわかります。
みなさまのお墨付き
最後に、「みなさまのお墨付き」に対する印象ですが、「コストパフォーマンスが高い」が42.2%、「安心できる」が11.3%、「品揃えが良い」が9.7%となっています。TOPVALUとの比較では、その評価に多様性が見られます。西友では「価格以外の価値提案」を重視しており、価格のみに依存しない魅力が消費者に伝わっていることが反映されています。
調査結果のまとめ
今回の調査を通して、スーパーマーケットのプライベートブランドが消費者にどのように印象づけられているかが明らかになりました。特に同じプライベートブランドでも、異なる店舗からのイメージが開発側の期待とは反することがあるため、慎重な設計とリサーチが必要と言えるでしょう。
モニタスが提供する『スパコロ』は、顧客理解と市場状況を可視化し、企業が自身のニーズに応じた情報を得るための強力なツールです。消費者がアンケートに参加することで、ポイント還元やプレゼントなどのインセンティブが得られるため、サービスの利用促進にも繋がります。
このような多様な視点から、私たちの毎日の買い物がより良いものになればと願っています。