ユニ・チャームが沖縄の学校に生理用品提供を実証導入！

生理用品提供の新たな取り組み

近年、生理に関する環境整備が求められていますが、特に学業に専念する学生にとって、必要な時に生理用品を入手できる環境が整っていることは重要です。そこで注目されているのが、ユニ・チャーム株式会社が展開する『どこでもソフィ』です。このプロジェクトは、学校や企業に生理用品を届けるための画期的な取り組みとしてはじまりました。

どこでもソフィとは

『どこでもソフィ』は、教育機関や企業向けの生理用品ディスペンサーを提供するもので、訪れる人々が手軽に生理用品を入手できる環境を作り出します。教育現場では、「School Sofy」という種類のディスペンサーが使用され、即座に必要な時に生理用品を入手できるようになります。このプロジェクトは無償でディスペンサーを提供し、設置先の学校や企業が必要なナプキンを購入するという仕組みです。これにより、利便性が向上し、多くの女性が安心して学校や職場で活動できる環境が整います。

沖縄県立陽明高等支援学校での実証導入

今回、沖縄県立陽明高等支援学校での生理用品提供の実証導入がスタートしました。この特別支援学校では、保健室内のトイレに『School Sofy』ディスペンサーが設置され、生徒が必要とする際に教職員を通じて生理用品を受け取ることができる仕組みです。実証導入にあたって使用されるナプキンは、「完全密閉型個包装ナプキン（『ソフィSPORTS羽つき』）」が採用されており、衛生面への配慮もされています。

生理用ナプキンは通常、1枚ずつ包装することが難しく、生産性やコストの問題もありますが、ユニ・チャームは今回の実証導入に向けてこれらの条件をクリアした商品を開発しました。これにより、より多くの女性が生理に関する悩みを軽減し、快適に学校生活を送ることができるようになるでしょう。

NPO法人レッドボックスジャパンとの連携

本取り組みは、NPO法人レッドボックスジャパンがサポートしています。この団体は、イギリス発祥の非営利組織で、学校に生理用品を寄付しています。つまり、どんな状況においても、すべての学生が生理期間中に安心し、快適に学校生活を送ることができるようにするための活動を続けています。

レッドボックスジャパンは、女性活躍を推進するだけでなく、社会全体で女性が快適に生活できるインフラの整備を目指しています。行政や企業、PTAなどと連携し、この活動を広げている点も注目です。

未来に向けて

この実証導入の目的は、単に生理用品を提供するだけではなく、学校現場における生理用品の必要性を広く認識し、それに基づいた運用モデルの検証を行うことです。ユニ・チャームとレッドボックスジャパンが提携することで、今後もより多くの場所で生理用品が入手でき、生理にまつわる悩みを解消できる社会が築かれることを願っています。

この取り組みが、すべての女性が自分らしく、より自由に過ごせる社会の実現に向けて大きな一歩となることを期待しています。